一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年6月30日日曜日

カタカナ語のどこが悪い!....

タイトルで吠えたほど、主張するようなことはないんですけども(^^;

まずは、ニュース記事をご参照♪


「外国語使いすぎ」NHK提訴の男性に専門家も「心境は十分わかる」
                                  (MSN産経)

確かに、気持ちはわかります。

わかるどころか、σ(^^;も無意味なカタカナ語によく噛みつくんです。

特に無意味な会議の時、カタカナ語が口にされるたび、

「すんませーん!それってどういう意味ですか?」って(^^;


2回3回と繰り返すうち、舌打ちが聞こえるようになります。

5回目以降は、「指導」が入ります。

「無用な質問は控えるように!」

そんな事は知りません(^^

わからんものはわからんのです♪


そのうち、カタカナが大好きな人間も、

カタカナ語の言い換えを試みます。

そして気がつくのです。


普段平気で使っているカタカナ語を、

日本語に置き換えられないことを....


なんでこんな投稿をするかというとですね。

今、「ノリと勢いと伊達と酔狂で無責任に翻訳中!」な、アレ(^^;

「2013-2014IPCアルペンスキーの規則と規制(ろぼ訳)」

英語が持つ「ニュアンス」を表現することに、非常に苦労しています。


例えば....

アルペンレース関係者の方ならおなじみ、「jury」という言葉。

「ジュリー」と言えば、どんな意味かすぐおわかりのはず。

でも、日本語にすると、どういう言葉になるのか?

適当な単語を、σ(^^;は思いつかないのです。


翻訳サイトでは、「陪審」なんて訳が当てられます。

でも日本には、「陪審」という言葉を指す職種自体が無いのです。


ルールブックで「jury」とは、このように定義されています。
IPC ALPINE SKIING RULES AND REGULATIONS 26ページ参照)

401 The Jury 
   The following members of the Jury are responsible for technical matters within the closed
   competition areas:
   (閉鎖された競技会場内で責任のある技術的な事柄に責任のあるジュリーメンバーは、
    次のとおり)

   - the Technical Delegate (技術代表)
   - the IPCAS Race Director (レースディレクター)
   - the Referee (審判)        
   - the Chief of Race (レースチーフ) 
   - the Assistant Referee for Downhill and Super-G (滑降及びスーパーGの審判助手)
   - the Start Referee (Only for PWG/WCH/WC) (スタート審判)
   - the Finish Referee (Only for PWG/WCH/WC) (フィニッシャ審判)
   - the Video Controller (Only for PWG/WCH/WC) (映像編集者)
   - the IPCAS OVR Supervisor (Only for PWG/WCH/WC) (「OVR」って何?^^;)


ね?

「陪審」という意味のメンバーじゃないでしょ?

日本語で言えば、「幹部」という言葉が近くないですか?

もっと言えば、「技術幹部」といったところでしょうか?

でも、なぁんか違う気がするんですよね....


で、どうしようもないので、

ルールブックの訳では、そのまま「ジュリー」としています(^^;


まだありますよ。

例えば、「目次」をご覧下さい。

「SECTION 3: PARTICULAR RULES FOR THE DIFFERENT DISCIPLINES」と、

「SECTION 4: SPECIAL RULES」と、

「SECTION 5: SPECIFIC RULES FOR IPC ALPINE SKIING」の3行を訳そうとしました。


どれも「特別ルール」と訳せてしまいませんか?(^^;


それぞれ、直訳すると次のとおりです。

「セクション 3:異なる分野での特定のルール」

「セクション4:特別ルール」

「セクション5:IPCアルペンスキーでの特殊ルール」

どれもこれも、「特別ルール」じゃないのか!(^^;


もう、どれもこれも....

「セクション 3:特別ルール」

「セクション4:特別ルール」

「セクション5:特別ルール」

これでいいじゃねーか!!!ダメか?(^^;


....取り乱して失礼しました。


多分ですよ?

「PARTICULAR」「SPECIAL」「SPECIFIC」には、

「英語にしかないニュアンス」というものが含まれているんでしょう。

そんなビミョーなニュアンスを、無理やり日本語に置き換えるのが正しい行為なのか?


そりゃ、矢鱈目ったらカタカナ語を口にするのも問題でしょうけども、

どうしても日本語に置き換えられない外来語については、

注釈を付けてそのまま使用してもいいんじゃね?なんて思うわけです。


デジタル放送になったわけですから、

データ画面で説明&解説したっていいですよね?

外国語のビミョーなニュアンスは、日本語に置き換えられないんですから(^^;


映画の翻訳スタッフの方は、本当に大変な作業をされていると思います。

古い話ですが....「ダーティーハリー」

「Make my day」というセリフが、なんで「さあ、撃たせろ」になるの???(^^;

前後の文脈を考えながら、名シーンに遜色のない訳を付ける。

こんなご苦労のある仕事もありませんやね(^^


....ん?

なんだか、取り留めのない話になりつつあるぞ?

「暴走」しないうちに、「退却」しましょう♪

英語で言えば、「Run Away」ですな。


ちなみに、「本日の成果」はこちらです(^^

では、お休みなさい♪

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。

    以前オリンピックの柔道を観てるときに
    ジュリーという言葉をよく耳にしたくらいですね~

    私の中では、ジュリーといえば沢田研二が
    真っ先にでてきます^^;

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  2. お疲れ様です。素朴な、そして、根本的な質問です。こういったルールブックは競技団体が翻訳して、選手に配布するのが普通だと思うのですが何故無いのでしょうか?
    それと、ジュリーは、「審判団」と訳されることもあるようですよ。参考までに。

    返信削除

コメント、ありがとうございます。