どんなスポーツでもそうですが、
「センター」と名の付くポジションは決しておろそかに出来ません♪
しっかりとその役割が機能してこそ、
戦うことが出来ますし、勝ちに行くことも出来ます。
前回にも書きましたが、
その大切な「センター」をしっかりと出すことが、
チェアスキーにも必要なんです(^^
まず、一番最初にしなければならないこと。
乗車状態での重心位置を把握しましょう!
どれだけチェアスキー本体のことを考えたところで、
スキー板への重心位置が狂っていたら、どうにもなりません。
板の真ん真ん中に乗り続けることがスキーの「キモ」です。
それが出来れば、どんどんと「いい滑り」に近づきます。
そこで、σ(^^は作りました。
「スーパーバランスマッシーンⅡ」
マシーンのセンターには、
ビンディングのセンターが来るように取り付け、
さらにそのセンターから前後左右等距離に体重計をセットする「足」を取り付けます。
この足はネジで高さを調整出来るので、
少々の傾斜があるところでも測定可能♪
これにチェアスキーをセットして前後、左右とそれぞれを計測し、
2つの体重計の数値を読み取ります。
前の方が重ければ「まえ荷重」、後が重ければ「うしろ荷重」です。
左右の数値が違っていれば、左右のバランスが悪いということです。
ちなみに、チェアスキー単体では、
前10kg後5kgで、前の方が重いですね。
乗車状態で前後、左右ともにバランスが取れれば、
「センター」を出せたということになります。
この「マッシーン」は、全てホームセンターで売っている材料から、
簡単に作ることが出来ますので、一家に一台ぐらいの勢いでお勧めします。
そこまで行かなくても、所属するクラブにひとつは欲しいところですね(^^
この作業はひとりでは出来ませんが、
夏の間にみんなで寄って集って測りっこすればいいんです♪
どうですか?その重心位置は狂っていませんか?
狂っていたなら、シートの取り付け位置が悪いということです。
シートレールで前後20mmずつの調整は出来ますが、
←このレールね♪
それより小さな間隔での調整や左右差の修正は、
シートの取り付け穴を開け直さなければなりません。
ひとつ穴を開けて測って、まだセンターに来なければもうひとつ穴を開けて....
少々めんどくさいんですが、大切な作業ですから根気よくお願いします。
「そんなに穴を開けまくったら、シートの強度が落ちるじゃないか!」
そうですね。そんなことをしなくてもいいように、位置決めの方法を説明していきます。
次回「工夫の心は大和魂」
と、次回予告が終わったところで、恒例のコメントご紹介!
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5月24日(金):「チェアスキー次世代機に掛かる妄想....」
なまず様のコメント
「こんにちは
ご存知かもしれませんが、昔のK2のスキーにはLEDがついていて、
振動を電気エネルギーに変換して、振動のエネルギーを逃がすようになっていました。
スキーをあおるとLEDが光るんです。
HEADスキーはここのところ、
タワミと振動のエネルギーを電気エネルギーに変化させて、
スキーのフレックスをコントロールすることをやっています。
無駄な振動エネルギーを何かに変換して
「有効に再利用」するのは中々難しいかもしれませんが、
他のエネルギーに変換して、「発散」してしまうというのはとっつきやすいかもしれません。
K2の例を見ると書いておられた電飾ピカピカのチェアは
初手としては間違ってない気もします。
天気の悪い時は周りが避けてくれていいのでは?」
ありがとうございました!
スキーメーカーでもいろいろなトライをしているんですねぇ(^^
σ(^^;ももう少し化学や物理を勉強しておけば、なにかひらめいたかも知れません。
こういう時、無学な自分が恨めしくなります。
また、何か気がついたことがあればご教示ください!
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てことで、連載はまたまだ続きます!
どうぞ、ごひいきに♪
何もしらずにマシン調整してたらバランスが
返信削除めちゃくちゃになっていたとこですよ・・・
スーパーバランスマッシーンⅡこれは必須ですね!
必ず製作しておきます!