一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年3月10日日曜日

ソチにも春が来てます....


黄砂だ、花粉だ、午後2時50分だと、

いろんなものが飛び交い、いよいよ日本にも春が訪れてまいりました!

まあ、そんなろくでもないもので春の訪れを感じるのも悲しいことではありますが(^^;


来年の冬季パラリンピックの開催地、

ロシアのソチでも冬の終わりを感じさせる天気のようです。


現在、ソチパラリンピックのプレ大会も兼ねて、

「障害者アルペンスキーワールドカップファイナル」が開催されております!

いつものように「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」を(^^


この連載はリザルトが命!

リザルトが出ないことには、何にも書けません(^^;

まだか、まだかと思ったら、いきなりドォン!とまとめて出てきやがる....

ちったあ、書く方の身にもなりやがれってんだコンチキショー(^^;


まあ、天下のIPCがσ(^^;ごときを相手にするはずもないので、

やはりがんばって書くしかないのですが。


現地時間の7日朝から、Downhill(滑降:DH)の公式トレーニングランが行われる予定でした。

日本とソチの時差は5時間。

これまでより早くリザルトが出ると思って、いい子にして待ってたんですけどね。


なかなかリザルトが出ないものですから、

天候か何かでキャンセルになったんだろうと思って、ソチの天気予報をチェック!

すると、最高気温が14℃とか、晴れマークがいっぱいついていたりとか(^^;

「麓」と「山の上」では気温の違いはあるとしても、温かかったには違いない。


温かすぎて雪が緩みまくって、

DHなんて危険で走らせられない!

って事だったんでしょうね。


先日のこのブログでは、

まるで見てきたように「みんなブッ飛ばしていましたよ」なんて書きましたが、

トレーニングランなんて、実は行われていなかったんです(^^;

ごめんなさい、大ウソついてしまっていました....

まあ、それもこのシリーズの醍醐味とご容赦下さい♪


さて、本当ならトレーニングランのリザルトからしっかり分析して、

レース本番の傾向とかなんとか書きたかったんですけども、

DHレースの1本目も同じ日に行われましたので、

トレーニングランではさわりだけ書きますね(^^;


スタートは3月8日0900時(現地時間)でした。

天候は晴れ、気温は0℃、雪面はHardと発表されています。


気温は下がらなかったはずですから、

圧雪車で踏み固めた「Hard」という程度かも知れません。

スノーセメント(日本では硫安)を使っているのでしょうか。

なんにしても、ハイシーズンの「氷」のような雪面ではないので、

かなり要注意なレースバーンだったことでしょうね(^^;


スタート標高1,585 m、フィニッシュ標高970 m、

標高差615 mでコース長2,050 mと、長くもなく短くもなくといったコースですね。


でもね、平均斜度が30%ですから、

σ(^^;のようなハンパなレーサーにはあり得ないコースプロファイルです。

スキーをご経験の方々には、30°の斜面というものは、

かなり急斜面であるお感じのはず。


σ(^^;もスキー初心者の頃、始めて目にした30°の斜面の前で声を荒げました。

「どないせぇっちゅーねんっ!」


で、今回のDHのコース、平均斜度30°ってことですから、

ちょいと緩いところもあれば、激しく急なところもあるはずです。

もし、σ(^^;がこのレースに出場するならば、間違いなく遺書を書いておくかな?


そんなコースに、ゲートを立てるセッターは地元ロシアのコーチ。

ゲート数32、ターン数30。

2,050mのコースでターンが30という事は、平均ターン弧が68m....


ターンひとつ分で50m走が出来る!


ところで、俗説らしいですけどね?

スキージャンプが死刑囚への罰ゲームだったなんて言われてますやん?

ジャンプだったら、なんとかかんとかがんばって、

バランスを取れればなんとかなりそうな気がするんです。


でも、2,050mの長さ、平均斜度30°のダウンヒルを、

何秒以内で駆け降りたら許してやる!なんて言われても、

間違いなくDid not finished(途中棄権:DNF)ですよ。


どこかに突き刺さって終わるか、

泣きを入れて粛々と死刑執行されるかのどちらかですね(^^;

....話が逸れまくりました。


トレーニングランでのジャパンチームの順位です!

Men's DownHill Training

Sittingクラス
4位 森井大輝選手
12位 谷口彰選手
DNF 狩野亮選手
    夏目堅司選手
    鈴木猛史選手

となっています。


これはまだトレーニングラン。

どんな順位でもDNFでも、本番に向けた調整が出来ればいいんです。焦るでないよ♪


ここで、おひとりご紹介します。

この連載には、当初からご登場谷口彰選手ですが、ワールドカップは初参戦♪

「初」で、このDHは辛かろうて(^^;

無事にクリアして下さいね♪


さてと....あれ?そういえば、Standingクラスは?

トレーニングランのリザルトには、Standingクラスの順位が書いてないですねぇ....


エントリー数は、Visually Impaired(視覚障害:VI)クラスと、

Sitting(チェアスキー)クラスの合計しか書いてありません。

どういうこったい???


当日の状況を見て、「走るのやーめた!」だったら、

Did not start(不出走:DNS)の欄に名前が残るはずなんですが....なぜだ?


可能性その①気温の上昇、雪面の状況、いろんな事から考えて、

Standingクラスの選手が一致してトレーニングランのボイコットを決めた。

....んー、これは考えにくいですねぇ。

ボイコットなら、Standingクラスのみでなくて、各国のチームごとに決めるはずですから。


その②大会主催者が、Standingクラスのみ不出走を決めた。

かなりギリギリのコンディションで、VIとSittingだったらそうでもないが、

Standingはケガ人が続出しそうだから、

全チームの同意をもとにStandingのみキャンセルした。

....あり得ないことはないですが。

この場合、トレーニングランをせずにDHレースを行うわけで、

しかも、レースはこの後すぐ。危険には違いない。


その③Standingの選手のみ、全ての選手がエントリーを忘れていた。

....失礼しました(^^;それは、ない♪


その④IPCがリザルトにStandingクラスを上げ忘れ....これもないな(^^;


正解は....リザルトだけではわかりません!

でも本当に、Standingクラスの選手が、

「ぶっつけ本番」でDHを走るということもあったのかも知れません。

それはいくら何でもヤヴァくないか?なんて思うわけです(^^;


そんなヤヴァイレースを、みんなはどう攻めたのか?

続きは次回!


....トレーニングランは「さわり」だけって言ってなかったっけ???(^^;

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