少し、時期が遅くなりしたが....
バンクーバーパラリンピック、アルペンチームの成績は、
伴ヘッドコーチも「まずまず」という評価のメダル数でした。
(金1、銀1、銅5)
日本時間では、公式発表が朝早くにありましたが
目覚ましには最高の知らせが連日届いたものです。
狩野選手、スーパーGの金には本当にしびれましたし、
森井選手の銀には嬉しさも、自分のことのように悔しくもありました。
また、実力を持ち合わせていた選手達が、
その実力に見合わない結果で終わったことも、
レースの厳しさのひとつなんだろうとつくづく思い知らされました。
国内から、まだまだ出て行くことが出来ないσ(^^;が、
何かを口にする資格というものはないと思っているのです。
ですので、凱旋後、菅平高原で再会したときには、なんて言おうか、
結構考えてしまったものです。
それより上のない、狩野君の金メダルには、
「おめでとう!」の言葉以外ありませんでしたが、
いままで、どんなに苦労してきて挑んだ大会だったか、
みんなのその苦労を全て知っているわけではないですが、
近くで、それを肌で感じてきたσ(^^;の口からは、
この言葉しか出てきませんでした。
「お疲れ様でした」
凱旋後、様々なメディアで話題になりました。
「強化費が、全く足りない」
国費の投入が、五輪の1/10だと....
もちろん、競技数の違いがあるので、簡単に比べられないですが、
かなり厳しい状況だったようです。
ナショナルトレーニングセンターとしての菅平高原の活動でも、
練習のための選手負担が発生していました。
そのぐらい、活動に支障が出ていたと....
なぜ、お金が集まらないのか。
なぜ、国費の大々的な投入ができないのか。
このシーズンは、このことについていろいろ考えたものです。
少し話がそれますが、シーズン終了後、
家族との会話の中で、少しショックな言葉がありました。
家族「今シーズンはどうやった?」
σ(^^;「もう少しやったな」
家族「あの、何やったかの大会に行った人らは、どうやった?」
σ(^^;「見てへんのか....」
家族「テレビでやらんのやと思とった」
確かに、NHKの午後8時から30分だけでもあるよと、
わざわざは言ってませんでした。
家のみんなは仕事が忙しいようだったし、
σ(^^;もシーズン中はバタバタしてたので、
会話がなかったのは事実です。
でも、それ以上に、興味を持ってもらえるところまで、
PRしていなかったのも事実....これは猛省しなければ。
きっと、「障害者の家族が頑張っているスキー」程度にしか、
思ってもらえてないということなんだろうと。
家族ですらこんな状況なのに、外ではどこまで知られている世界なんだろう?
ただでさえ、ウインタースポーツとは縁のない町なのに、
取り組んでいるσ(^^が、積極的にアピールしないと、
このスポーツは誰にも知られないんじゃないだろうか。
話がそれました....
お金が集まらない、国からお金が出ない。
たとえば、日本国民の半分が障害者スポーツに対して理解があれば、
国費が強化費に投入されても、納得されるのではないだろうか。
たとえば、障害者が企業に対してスポンサーメリットを提示し、
そのメリットが企業活動にとって効果的なものであれば、
企業と障害者アスリートとのタイアップはもっと進むはず。
たとえば、障害者のスポーツでも、見てて面白いと感じる人が、
10人中1人ぐらいの割合でもいれば、
もっともっとTV(特にCSのスポーツチャンネル)で放送されるはず。
障害者スポーツに関係するのであれば、少しずつでも、出来るだけは、
1人でも多くの人にその魅力を伝える必要があるんじゃないだろうか。
そして、「おもしろい」と感じてもらう努力がいるのではないか。
そんなことを、つらつらと考えていたわけてす。
このブログを書き始めた理由のひとつです。
沈黙は金、雄弁は銀といいます。
黙々と努力していれば、その姿は美しいのかもしれませんが、
障害者スポーツに限っていえば、雄弁が金なのかもしれません。
....とは言え、ここまでだらだらと書き綴ると、読みづらくていけませんな。
雄弁も度が過ぎると、無用の長物でしょうか(笑)
ではこの辺で、失礼します。
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