一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2010年4月25日日曜日

脱『それなり』で(以下略)....

前回、小脳の役割と大脳の関係について書きました。



大脳は記憶しておくだけと書きましたが、実際にその場面になった場合、

たとえば、野球で打席にたったときにはどんなことを考えているでしょうか。


「前の打席はボールの下をたたいてしまった。だから、今度は少し上をたたけば、

 バットの真芯にあたるはずだ。少し上、少し上....」

こう考えてしまったら、小脳は全てを実行しちゃいますよ。

....ほら、セカンドゴロで終わっちゃった。

「さっきは上過ぎたんだ。今度はさっきよりほんの少し下。

 右打ちでセカンドゴロだったって事は、少し打ち負けてるか振り遅れ....

 しっかりとボールを見てバットを振り切れ」

....はい、ボール見過ぎて空振り三振。

小脳が働くまでに、時間を使い過ぎちゃったんだね。


ピッチャーの手からボールが離れてバッターのところまで、

120km/hのストレートだったら、0.55秒、

ボールを見て大脳に情報が届くのに0.01秒、

大脳がその情報を受けてコースを分析するのに....
(この分析は、それまでの大脳が積み上げた経験によるので、
 時間はわかりません^^;)

この分析、ピッチャーの手元で判断できるのか、

ボールが離れた瞬間にわかるのか、

マウンドとの間のどの当たりまでボールを目で追うのか。


「ここだ!」とバットを振り始めるために、小脳は体中に指令を出します。

足先まで指令が届くには0.03秒、

バットを振り始めてからミートポイントまで0.3秒....

ボールが投げられてから、0.21秒までにコースを見極めなくてはならない。

草野球レベルでもこんな話になるのに、プロで活躍している選手と来たら....


ん?チェアスキーの話でしたね(^^;


滑っててよく言われることに、「引き出しをたくさん作れ」という言葉があります。

あるコースある旗門セットの中のあるターン、それがどんな状況でも

クリアするだけの技術と経験を積み上げておこうというものです。

その技術と経験が圧倒的に少ないと、どう対処していいのかさっぱりわからず

結局ミスをして、タイムロスかコースアウト、ひどい場合には転倒の上負傷....

「引き出し」がいっぱいあれば、どんな状況になっても対処が出来るということです。


じゃあ、「引き出し」っていったいなんじゃいな?


次回、「引き出しはひとつしか持っていない上に、

     中には輪ゴムと割り箸とレジ袋しかない」です(笑)

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