σ(^^;の引き出しには、もう一つ、なぜかワインオープナーも....
冗談は置いといて....(^^;
結論から言いますと、「引き出し」とは、
小脳の処理能力のことだと考えています。
「この場面、ここはこうだ!」と小脳が判断して、
大脳での思考はお構いなしに体を動かしてしまう。
それが的確であって、再現できるように小脳が覚えてしまったことは、
「引き出し」として蓄積されていく。
さて、その「引き出し」はどうしたら増やしていけますかねぇ....
最近の研究では、小脳は大脳に記憶されている情報を瞬時に取り出して、
その情報を再構築して、動作を指令しているということがわかったそうです。
つまり、大脳内のデータベースの内容が、詳細で整理されていて、
なおかつ多ければ多いほど、小脳はその情報を手がかりに、
次に行うべき動作の決定を的確にします。
そして、小脳が決定した的確な動作は小脳の中に蓄積され、
大脳の情報を使わずとも再現されていくそうです。
その小脳に蓄積された情報が、「引き出し」なんだろうと考えています。
これって、すごいことですよね。
まさに「頭で考えずに体に覚えさせる」ですよ。
じゃあ、その引き出しの数は練習量に比例するのかっていうと、
そうでもないと思うんです。
だらだらだらだら、こまねずみのようにゲレンデを滑り続けていても、
決してうまくはならないはずなんです。
うまくなるには、練習の量と質を上げること。
確かにその通りです。でも、「量」はわかるけど、「質」って何?
どれだけ中身のある練習をするかということだと思うのですが、
じゃあ、「中身」って何?
その競技の技術論?
そんなの現場じゃなくても出来るし。
経験?それって練習量と同じ意味じゃね?
....よくわからなくなりました。
今までの話の流れでまとめると、小脳が利用することの出来る、
大脳に蓄積された豊富な情報が「質」ということになるかと思います。
大脳にある情報は、だらだらと練習しているとなかなか蓄積されません。
その情報が蓄積されないと、小脳は上手に動作の修正が出来ません。
小脳の働きが悪いと、いつまでもうまくなりません。
いつまでもうまくならないということは、12シーズンかけて練習し続けても
ナショナルチームに入ることすら出来ないということです。
ん?....σ(^^;のことか?
では、次回、
「頭でっかちのヤツは運動音痴だとよく言われるけど、
実は運動させるとむちゃくちゃうまいヤツかも知れない」、です。
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