一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2010年4月26日月曜日

引き出しはひとつしか持っていない(以下略)....

σ(^^;の引き出しには、もう一つ、なぜかワインオープナーも....


冗談は置いといて....(^^;


結論から言いますと、「引き出し」とは、

小脳の処理能力のことだと考えています。

「この場面、ここはこうだ!」と小脳が判断して、

大脳での思考はお構いなしに体を動かしてしまう。

それが的確であって、再現できるように小脳が覚えてしまったことは、

「引き出し」として蓄積されていく。


さて、その「引き出し」はどうしたら増やしていけますかねぇ....


最近の研究では、小脳は大脳に記憶されている情報を瞬時に取り出して、

その情報を再構築して、動作を指令しているということがわかったそうです。

つまり、大脳内のデータベースの内容が、詳細で整理されていて、

なおかつ多ければ多いほど、小脳はその情報を手がかりに、

次に行うべき動作の決定を的確にします。


そして、小脳が決定した的確な動作は小脳の中に蓄積され、

大脳の情報を使わずとも再現されていくそうです。

その小脳に蓄積された情報が、「引き出し」なんだろうと考えています。


これって、すごいことですよね。

まさに「頭で考えずに体に覚えさせる」ですよ。


じゃあ、その引き出しの数は練習量に比例するのかっていうと、

そうでもないと思うんです。

だらだらだらだら、こまねずみのようにゲレンデを滑り続けていても、

決してうまくはならないはずなんです。


うまくなるには、練習の量と質を上げること。

確かにその通りです。でも、「量」はわかるけど、「質」って何?

どれだけ中身のある練習をするかということだと思うのですが、

じゃあ、「中身」って何?

その競技の技術論?

そんなの現場じゃなくても出来るし。

経験?それって練習量と同じ意味じゃね?

....よくわからなくなりました。


今までの話の流れでまとめると、小脳が利用することの出来る、

大脳に蓄積された豊富な情報が「質」ということになるかと思います。

大脳にある情報は、だらだらと練習しているとなかなか蓄積されません。

その情報が蓄積されないと、小脳は上手に動作の修正が出来ません。

小脳の働きが悪いと、いつまでもうまくなりません。


いつまでもうまくならないということは、12シーズンかけて練習し続けても

ナショナルチームに入ることすら出来ないということです。

ん?....σ(^^;のことか?


では、次回、
 
「頭でっかちのヤツは運動音痴だとよく言われるけど、
 
 実は運動させるとむちゃくちゃうまいヤツかも知れない」、です。

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