例の作業。
FRPの工程の中で、最も重要な処理。
それが離型処理。
これが出来ていないと、世の中の全てが
パァになるといってもいいぐらいに重要です。
簡単に言いますと、FRPという素材を成型するときに、
型に樹脂を塗って、固めます。
その樹脂が固まってしまうと、型に張り付くのです。
その張り付いた樹脂をはがすとき、
はがしやすいように処理をしていないと、
マスターを破壊してしまうどころか、
はいついたマスターのかけらがはがれなくて、
FRPそのものも「パァ」になってしまいます。
そこで離型処理。
はがしやすいように下地の処理をするのです。
まずは「ボンリース」。
つまり、FRP離型用に製造された固形WAXです。
画像の光沢を見て下さい(^^
ボンリースを塗り込んでは磨いてまた塗り込んで....
7回ぐらい作業を繰り返した後のものです。
鏡面仕上げっていうんですか。
よく見て下さい。
表面に撮影しようとしているσ(^^の姿が映っています。
ここまでペカペカにしたら、つぎは「PVA」の出番です。
PVAとは、ポリ....なんとかうにゃうにゃ....というもので(^^;、
表面に極薄の皮膜を作ることで、
FRPとマスターが直接張り付かないようにするものです。
これを全面に塗りつけて、完全に乾いてしまえば、
FRPの樹脂を塗っていけるというわけです。
(PVA塗布後の写真は、携帯電話の電池切れで....^^;)
いよいよ、来週は1つのヤマ場を迎えます!
FRPを無事にはがすことが出来るのか、
それとも、この苦労や流した汗が全てパァになるのか?
答えは今週末♪
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