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2010年11月2日火曜日

離型処理....

例の作業

FRPの工程の中で、最も重要な処理。

それが離型処理。


これが出来ていないと、世の中の全てが

パァになるといってもいいぐらいに重要です。


簡単に言いますと、FRPという素材を成型するときに、

型に樹脂を塗って、固めます。

その樹脂が固まってしまうと、型に張り付くのです。


その張り付いた樹脂をはがすとき、

はがしやすいように処理をしていないと、

マスターを破壊してしまうどころか、

はいついたマスターのかけらがはがれなくて、

FRPそのものも「パァ」になってしまいます。


そこで離型処理。

はがしやすいように下地の処理をするのです。

まずは「ボンリース」。
















つまり、FRP離型用に製造された固形WAXです。

画像の光沢を見て下さい(^^

ボンリースを塗り込んでは磨いてまた塗り込んで....

7回ぐらい作業を繰り返した後のものです。


鏡面仕上げっていうんですか。




















よく見て下さい。

表面に撮影しようとしているσ(^^の姿が映っています。


ここまでペカペカにしたら、つぎは「PVA」の出番です。

PVAとは、ポリ....なんとかうにゃうにゃ....というもので(^^;、

表面に極薄の皮膜を作ることで、

FRPとマスターが直接張り付かないようにするものです。


これを全面に塗りつけて、完全に乾いてしまえば、

FRPの樹脂を塗っていけるというわけです。
(PVA塗布後の写真は、携帯電話の電池切れで....^^;)


いよいよ、来週は1つのヤマ場を迎えます!

FRPを無事にはがすことが出来るのか、

それとも、この苦労や流した汗が全てパァになるのか?


答えは今週末♪

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