一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!
2012年7月3日火曜日
こんな事もおかしいよね....
(大好評連載中です^^;)
公害、薬害、他にもいろいろありますが...
国の「おかしな」規制のおかげで、
ひどい目にあった方々はたくさんおられるはずです。
「おかしな」規制だけじゃなくて、
例えば「おかしな」公害補償や戦後補償というものに泣かされた方も、
おバカな役人の不作為で被害に遭われた方もおられるでしょう。
で、そうなっても国が一方的に謝罪し、
賠償することは、まずあり得ません。
国にとって、
「おかしな」規制や、
「おかしな」補償基準なんて、
あり得ないのです。
先日も書きましたが、
国の言い分は「民主主義のルールに則って」、
「民意を反映させて決めた規制、基準」しかないということ。
まったく、血も涙もありません(^^;
被害者にとって見れば、
「おかしな」事以外の何者でもないですよね。
で、行き着くところは、どちらが正しいかを決める訴訟です。
とはいえ、裁判で国が負けることはそうそうありません。
あるとすれば、規制や基準そのものの内容よりも、
被害が大きくなるとわかっていたのに手を打たなかった、
当時の担当者が規制の解釈を間違えていたとかなど、
「不作為」による国の責任を問われて負けることが多いのかな。
あるいは、そもそもの規制が違法であったとか。
規制が適法で、適正に執行されていて、
その規制によって損害を受けたという方が裁判を起こしても、
おそらく勝てることはないでしょうね。
裁判所は規制(基準)についての是非は審査しませんから。
規制の成立過程に違法性があるとか、
違憲状態であるとかであれば別ですけどね。
で、裁判の結果、国が負けました、
賠償しなけりゃなりませんとなったとしても、
なぜか話が進まなくなることがありますよねぇ....
何とか特別措置法という救済法が出来たとしても、
きっと書いてあるはずです。
「予算の範囲内において」の一文が。
全ての政策に優先され、
そして無制限な補償なんてものはあり得ない訳ですから、
どこかで「線」を引かなくてはならない。
でも、それはとても非情で非常識な、
「線引き」になってしまうこともしばしば。
訴訟中であれば、
大問題としてメディアに取り上げられることもあるでしょうが、
判決が確定、または和解が成立して、「救済法」が公布施行されれば、
世間では「めでたく解決」と受け取られる。
もっと救済のスピードを上げて!と声を上げたところで、
「法に則り粛々と」、
もしくは「事実関係を調査し適切に判断」、
という返事が来るぐらいかなぁ....
これでは、いつまでたっても「被害者」は「被害者」のままです。
次回「システムが悪い?人間が悪い?」
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