(連載も良い感じで流れを作りつつあります^^;)
「チャーハンに使用する具材の成分が
主にタンパク質である具材は卵を除いては
魚肉ソーセージのみとする」
明らかに首をかしげたくなる基準が出来てしまっても、
それが法律に基づく政令なんかで降りてきた日にゃ、
σ(^^;たち小役人は、それを忠実に守ろうとするでしょう。
一方、世論はどうでしょうね。
チャーシュー派の人はもちろん、
アンチ魚肉ソーセージ派からも非難囂々のはずです。
逆に、アンチチャーシューとか魚肉ソーセージシンパは、
諸手を挙げて大歓迎な訳です。
こんなおかしい現実でも、
σ(^^;たちはモゴモゴと頭下げながら仕事することになるのですが、
レシピ作っているところは、なぁんにも考えません。
「3年の間は社会情勢を見守り、
『必要があれば』再検討する」と言うだけです。
「間違っていました、ごめんなさい」
なんて、官僚どもは口が裂けても言いません。
そもそも、間違っていたとは考えていないんです。
なぜ間違っていないと思うのか?
魚肉ソーセージの規制も「理屈」では、
世論の求めに応じていると言い切れるケースがあるからです。
「陳情」というものがそれ。
役所の窓口で「お前らはおかしい!」と声を上げてもらっても、
世の中はほとんど変わりません。
ですが、ある大きな団体が、力のある政治家に、
「魚肉ソーセージをよろしくね」とお願いすれば、
その政治家は主務省庁へ伝えます。
断れば政治的な圧力が掛かりそうだとか、
出世できなくなるとか、いろんな裏事情があるのかもしれません。
でも表向きは、「世論が求めているから」という理由が立ちます。
「ウダウダ言われたって、
国民の代表である政治家が、
国民の声を汲み上げてきたんだ。
それを受け入れるのは当然だろう。
それに、何かおかしいことがあるなら、
国会でチェックが入るはずだし。
なぁんにも変なことはしておりませんよ」
と、こんな感じで。
それがどんなに評判が悪くても、
役人(σ(^^;を含めて)にとっての「世論」とは、
窓口でのクレームやメディアの世論調査の結果ではないんです。
あくまでも、「国民の代弁者」である政治家の意向が正しい。
これは、「利権」ではない、
それが民主主義だ、というわけです。
σ(^^;たちも、心苦しいなと思いながら、
体を張ってでも法律を守ろう、守らせようとします。
なぜなら、「民主主義」の手続に乗っ取って作られた法律ですから。
そのルールを無視する、自分の主義主張を貫く、
そうやって一線を越えてしまってはテロリストと変わらない、
とσ(^^は信じています。
公務員が融通効かない人種だと言われるのも、
こういうところから来ているんでしょうねぇ。
次回「もうひとつの理屈、いや、屁理屈」
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