一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2012年7月1日日曜日

世論と政治とそのバランス....

(連載も良い感じで流れを作りつつあります^^;)


「チャーハンに使用する具材の成分が
 主にタンパク質である具材は卵を除いては
           魚肉ソーセージのみとする」

明らかに首をかしげたくなる基準が出来てしまっても、

それが法律に基づく政令なんかで降りてきた日にゃ、

σ(^^;たち小役人は、それを忠実に守ろうとするでしょう。


一方、世論はどうでしょうね。

チャーシュー派の人はもちろん、

アンチ魚肉ソーセージ派からも非難囂々のはずです。


逆に、アンチチャーシューとか魚肉ソーセージシンパは、

諸手を挙げて大歓迎な訳です。


こんなおかしい現実でも、

σ(^^;たちはモゴモゴと頭下げながら仕事することになるのですが、

レシピ作っているところは、なぁんにも考えません。


「3年の間は社会情勢を見守り、
『必要があれば』再検討する」と言うだけです。


「間違っていました、ごめんなさい」

なんて、官僚どもは口が裂けても言いません。

そもそも、間違っていたとは考えていないんです。


なぜ間違っていないと思うのか?

魚肉ソーセージの規制も「理屈」では、

世論の求めに応じていると言い切れるケースがあるからです。

「陳情」というものがそれ。


役所の窓口で「お前らはおかしい!」と声を上げてもらっても、

世の中はほとんど変わりません。

ですが、ある大きな団体が、力のある政治家に、

「魚肉ソーセージをよろしくね」とお願いすれば、

その政治家は主務省庁へ伝えます。


断れば政治的な圧力が掛かりそうだとか、

出世できなくなるとか、いろんな裏事情があるのかもしれません。

でも表向きは、「世論が求めているから」という理由が立ちます。


「ウダウダ言われたって、
 国民の代表である政治家が、
 国民の声を汲み上げてきたんだ。
 それを受け入れるのは当然だろう。
 それに、何かおかしいことがあるなら、
 国会でチェックが入るはずだし。
 なぁんにも変なことはしておりませんよ」

と、こんな感じで。


それがどんなに評判が悪くても、

役人(σ(^^;を含めて)にとっての「世論」とは、

窓口でのクレームやメディアの世論調査の結果ではないんです。


あくまでも、「国民の代弁者」である政治家の意向が正しい。

これは、「利権」ではない、

それが民主主義だ、というわけです。


σ(^^;たちも、心苦しいなと思いながら、

体を張ってでも法律を守ろう、守らせようとします。

なぜなら、「民主主義」の手続に乗っ取って作られた法律ですから。


そのルールを無視する、自分の主義主張を貫く、

そうやって一線を越えてしまってはテロリストと変わらない、

とσ(^^は信じています。


公務員が融通効かない人種だと言われるのも、

こういうところから来ているんでしょうねぇ。


次回「もうひとつの理屈、いや、屁理屈」

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