タイトルからいきなり失礼な書き方から入ってしまったかな?(^^;
ワールドカップセストリエールSlalom(SL:回転)1レース目、
嬉しい結果が入ってきました!
その結果は....もったいぶります♪
さあ、ご好評(?)の「山本新之介のワールドカップをまるで(以下略)」、始まりますよ!
2012/13シーズンのワールドカップが開幕して3日目。
この日のセストリエールも暖かかった....のか?(^^;
いつもならリザルトにあるはずの、天候雪質気温の情報、記載がないんです....
SLでは記載しないのか???
いや、他のリザルトには書いてあるのできっと、書き忘れかな?
σ(^^;の活動日誌でよくあった「測り忘れ」かな?
ソンナハズハナイナ....
さて、SL1本目、レース前情報です!
Course Setterはイギリスののコーチでした。
ちなみに、正確には「イギリス」という国はないんですってね。
詳しいことはよく知らないですが、
「イギリス」=「England」と解釈していてたらいけませんよ。
「England」は、「いわゆるイギリス」の正式国名である、
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」
を「構成する国」のひとつを指すようです。
イギリスの中にイギリス???
もう、訳わかんなくなるので華麗にスルーします(^^;
で、「Great Britain」を略して「GBR」と略記するんだとか。
ぼやっとしていると、「GBR(英)」と「GER(独)」を間違えそうです(^^;
閑話休題(ソレハサテオキ)。
SLのコース、スタート標高2,210m、
フィニッシュ標高2,030m、
標高差180m。
ゲート(旗門)数は60、ターン数が58。
標高に対するターン数が32.2%ですから、
標準的なゲート設定でしょうか。
毎回、ゲートの設定を「%」で表していますが、
ルールでは競技ごとにターンの数が制限されているのです。
SLでは、ターンの数は標高差の30%~35%(±3ゲート)と決められていますので、
180m×(0.30~0.35)で、
51ターンから66ターンでフィニッシュするように、コースセットしなければなりません。
1本目はターン数が58ですから「標準的」なコースだということ(^^
さあ、スタートハウス付近が賑やかになってきましたよ!
いよいよ競技開始が近づいているようです。
ここで、ジャパンメンバーのスタート順を確認しておきます。
基本、障害者アルペンは、女子のあとに男子がスタートします。
女子選手が22名のエントリーでしたから、男子はゼッケン23番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが23番から37番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは38番から68番。
ジャパンチームは三沢拓選手が55番、小池岳太選手が61番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが69番から96番。
ジャパンチームは、鈴木猛選手70番、森井大輝選手71番、
狩野亮選手86番、夏目堅司選手96番。
以上、18カ国74名の男子選手がエントリーしています。
それにしても夏目選手のスタート、一番最後だったんですねぇ(^^;
95人が滑ったあとのSLなんて、想像もしたくないですなぁ....
きっと、モーグルコースのような荒れ方になってたんじゃない?
そんなコースでのSLは、σ(^^;も何回か経験あるのですが、
アルペンと言うより「なんか違う別の競技」になってしまいます。
あえて言うなら....「ロデオ」です(^^;
で、最後尾でしょ?
後ろを振り返れば誰もいない。
スタートハウスはもう、「片付け」が始まっている。
非常に寂しく切なく心細く、目の前には「ロデオ」の会場....
中途半端なレーサーだったσ(^^;の経験談はともかく。
1本目の結果に参りましょう!
Standingクラス
19位 小池岳太選手
DNF 三沢拓選手
Sittingクラス
ラップ(トップタイム)鈴木猛選手!
6位 森井大輝選手
19番 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手
鈴木選手、いきなりやりやがった!(^^
フィニッシュエリアでリーダーボードを見たみんなも、
同じことを思ったんじゃないでしょうかね♪
「やりやがったな、このやろー(笑)」って(^^
DNFだった三沢、夏目の両選手は残念でした。
とくにSittingクラスは28名中7名がDNFという1本目。
夏目選手、本当にお疲れ様でした(^^;
ところで、Sittingクラスでは、
1本目同タイムの選手が3人もいました。
12番時計59.66秒が3人。
面白いこともあるもんですなぁ(^^
さて、1本目は「荒れすぎる」ぐらいに雪が柔らかかったのでしょう、きっと。
2本目はゲートの数が少なくなりました。
57ゲート、55ターン。
標高差の30.6%ですから、
ルール上、最少に近いターンの数となりました。
ターンの数が少なくなるということは、
ひとつひとつのターン弧は小さくなります。
ということは、雪面の荒れ方も押さえられる、
ということをCourse setterは狙ったんじゃないでしょうか。
セッターは....我らがジャパンチームの切久保豊コーチです!(^^ヒューヒュー!
切久保さんのセットは何回か入ったことがあるのですが、
非常に滑りやすかった印象があります。
すいすいと滑ることが出来るととても気持ちがいいセットです。
苦手なSLが好きになりそう!なんて勘違いするほど(^^
逆に言えば、トラップなども少ないので、
ある意味で集中力の持続が求められるということでもあります。
だって、「ここ」と「ここ」と「ここ」は注意しようと意識して滑るのと、
最後までイケイケでいけるぜ!と調子に乗ってしまうのでは、
「丁寧に滑る」ということに違いが出てくるように思うのです。
まあ、σ(^^;みたいなレベルの選手が話すことではないですね。シツレイシマシタ
この2本目、切久保コーチのセットの目的は?
鈴木選手を勝たせるため!
ジャパンチームにジャンプアップさせるため!
そんな思惑があったのかもしれません(^^
絶対に口には出来ないそんな思惑に、
鈴木選手は、ジャパンチームは結果で応えられるか?
外国勢はどう出る!
σ(^^もそこに行きたかったぞ!
そして、様々な思いが交錯した2本目が終了!
The Winner is....鈴木猛史選手!
本当にやりやがったな、このやろーっ!(^^
Photo from:
IPC Alpine Skiing
by FB
鈴木選手のSLでの優勝は久しぶりのことではないかい?
文字でしか結果を見ていないσ(^^も、涙が出てくるぐらい嬉しいよ!
本当におめでとう!!!
では、最終順位のおさらいです。
Men's Slalom1
Standingクラス
16位 小池岳太選手
DNF 三沢拓選手
Sittingクラス
優勝 鈴木猛選手
5位 森井大輝選手
15位 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手
みなさん、お疲れ様でした!(^^
そして、Point Standingsは....
Men's Slalom
Standingクラス
16位 小池岳太選手 15Pts.
Sittingクラス
1位 鈴木猛選手100Pts.
5位 森井大輝選手45Pts.
15位 狩野亮選手16Pts.
SLはまだ1レース目。これからも気を引き締めて!
それとですね、Point Standingsはもうひとつあるんです。
OverAll(オーバーオール:総合)といって、
全競技のポイントを合計したランキングも作られております。
昨期、森井大輝選手が獲得したタイトルがこれです。
Men's OverAll Standings
Stabdingクラス
14位 小池岳太選手 62Pts.
21位 三沢拓選手 32Pts.
Sittingクラス
2位 森井大輝選手 165Pts.
5位 鈴木猛選手 153Pts.
10位 狩野亮選手 96Pts.
25位 夏目堅司選手 12Pts.
ディフェンディングチャンプの森井選手は、トップと35Pts.差。
長いシーズンですから、この程度の差はほとんど無いようなものです。
SL優勝の鈴木猛選手もトップとは47Pts.
このまま、痺れる戦いを見せ続けておくれよ!
そして、手計算でランキングを出すのは大変なんだからね!(^^;
IPCさん?早くPoint standingsをアップしておくれよ!!!
さあ、明日、セストリエールは最終日。
SLの2レース目が同じコースで行われます。
鈴木選手の2連勝なるか?
ジャパンチームの反撃の狼煙は上がるのか?
その「一瞬」は見逃せない!
見逃せないというか、見られないんだけどね....(^^;
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