一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年1月11日金曜日

おおっ!バケモノ復活!....

タイトルからいきなり失礼な書き方から入ってしまったかな?(^^;

ワールドカップセストリエールSlalom(SL:回転)1レース目
 
嬉しい結果が入ってきました!

その結果は....もったいぶります♪


さあ、ご好評(?)の「山本新之介のワールドカップをまるで(以下略)」、始まりますよ!


2012/13シーズンのワールドカップが開幕して3日目。

この日のセストリエールも暖かかった....のか?(^^;

いつもならリザルトにあるはずの、天候雪質気温の情報、記載がないんです....


SLでは記載しないのか???

いや、他のリザルトには書いてあるのできっと、書き忘れかな?

σ(^^;の活動日誌でよくあった「測り忘れ」かな?
                        ソンナハズハナイナ....

さて、SL1本目、レース前情報です!

Course Setterはイギリスののコーチでした。


ちなみに、正確には「イギリス」という国はないんですってね。

詳しいことはよく知らないですが、

「イギリス」=「England」と解釈していてたらいけませんよ。


England」は、「いわゆるイギリス」の正式国名である、

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
 (United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)

「構成する国」のひとつを指すようです。


イギリスの中にイギリス???

もう、訳わかんなくなるので華麗にスルーします(^^;


で、「Great Britain」を略して「GBR」と略記するんだとか。

ぼやっとしていると、「GBR(英)」と「GER(独)」を間違えそうです(^^;

閑話休題(ソレハサテオキ)


SLのコース、スタート標高2,210m

フィニッシュ標高2,030m

標高差180m


ゲート(旗門)数は60ターン数が58

標高に対するターン数が32.2%ですから、

標準的なゲート設定でしょうか。


毎回、ゲートの設定を「%」で表していますが、

ルールでは競技ごとにターンの数が制限されているのです。


SLでは、ターンの数は標高差の30%~35%(±3ゲート)と決められていますので、

180m×(0.30~0.35)で、

51ターンから66ターンでフィニッシュするように、コースセットしなければなりません。

1本目はターン数が58ですから「標準的」なコースだということ(^^


さあ、スタートハウス付近が賑やかになってきましたよ!

いよいよ競技開始が近づいているようです。

ここで、ジャパンメンバーのスタート順を確認しておきます。


基本、障害者アルペンは、女子のあとに男子がスタートします。

女子選手が22名のエントリーでしたから、男子はゼッケン23番から。


Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが23番から37番、ジャパンのエントリーは無し。


Standing(立位)クラスは38番から68番。

ジャパンチームは三沢拓選手が55番小池岳太選手が61番のスタート。


Sitting(チェアスキー)クラスが69番から96番。

ジャパンチームは、鈴木猛選手70番森井大輝選手71番

            狩野亮選手86番夏目堅司選手96番

以上、18カ国74名の男子選手がエントリーしています。


それにしても夏目選手のスタート、一番最後だったんですねぇ(^^;

95人が滑ったあとのSLなんて、想像もしたくないですなぁ....

きっと、モーグルコースのような荒れ方になってたんじゃない?


そんなコースでのSLは、σ(^^;も何回か経験あるのですが、

アルペンと言うより「なんか違う別の競技」になってしまいます。
 
あえて言うなら....「ロデオ」です(^^;


で、最後尾でしょ?

後ろを振り返れば誰もいない。

スタートハウスはもう、「片付け」が始まっている。

非常に寂しく切なく心細く、目の前には「ロデオ」の会場....


中途半端なレーサーだったσ(^^;の経験談はともかく。

1本目の結果に参りましょう!


Standingクラス
19位 小池岳太選手
DNF  三沢拓選手

Sittingクラス
ラップ(トップタイム)鈴木猛選手!
6位 森井大輝選手
19番 狩野亮選手
DNF  夏目堅司選手


鈴木選手、いきなりやりやがった!(^^

フィニッシュエリアでリーダーボードを見たみんなも、

同じことを思ったんじゃないでしょうかね♪

「やりやがったな、このやろー(笑)」って(^^


DNFだった三沢、夏目の両選手は残念でした。

とくにSittingクラスは28名中7名がDNFという1本目。

夏目選手、本当にお疲れ様でした(^^;


ところで、Sittingクラスでは、

1本目同タイムの選手が3人もいました。

12番時計59.66秒が3人

面白いこともあるもんですなぁ(^^


さて、1本目は「荒れすぎる」ぐらいに雪が柔らかかったのでしょう、きっと。

2本目はゲートの数が少なくなりました。


57ゲート、55ターン。

標高差の30.6%ですから、

ルール上、最少に近いターンの数となりました。


ターンの数が少なくなるということは、

ひとつひとつのターン弧は小さくなります。

ということは、雪面の荒れ方も押さえられる、

ということをCourse setterは狙ったんじゃないでしょうか。


セッターは....我らがジャパンチームの切久保豊コーチです!(^^ヒューヒュー!

切久保さんのセットは何回か入ったことがあるのですが、

非常に滑りやすかった印象があります。


すいすいと滑ることが出来るととても気持ちがいいセットです。

苦手なSLが好きになりそう!なんて勘違いするほど(^^


逆に言えば、トラップなども少ないので、

ある意味で集中力の持続が求められるということでもあります。


だって、「ここ」と「ここ」と「ここ」は注意しようと意識して滑るのと、

最後までイケイケでいけるぜ!と調子に乗ってしまうのでは、

「丁寧に滑る」ということに違いが出てくるように思うのです。

まあ、σ(^^;みたいなレベルの選手が話すことではないですね。シツレイシマシタ


この2本目、切久保コーチのセットの目的は?

鈴木選手を勝たせるため!

ジャパンチームにジャンプアップさせるため!

そんな思惑があったのかもしれません(^^


絶対に口には出来ないそんな思惑に、

鈴木選手は、ジャパンチームは結果で応えられるか?

外国勢はどう出る!

σ(^^もそこに行きたかったぞ!


そして、様々な思いが交錯した2本目が終了!


The Winner is....鈴木猛史選手!

本当にやりやがったな、このやろーっ!(^^
 












Photo from:
IPC Alpine Skiing
               by FB



鈴木選手のSLでの優勝は久しぶりのことではないかい?

文字でしか結果を見ていないσ(^^も、涙が出てくるぐらい嬉しいよ!

本当におめでとう!!!


では、最終順位のおさらいです。


Men's Slalom1 

Standingクラス
16位 小池岳太選手
DNF  三沢拓選手

Sittingクラス
優勝 鈴木猛選手
5位  森井大輝選手
15位 狩野亮選手
DNF  夏目堅司選手

みなさん、お疲れ様でした!(^^


そして、Point Standingsは....

Men's Slalom

Standingクラス
16位 小池岳太選手 15Pts.

Sittingクラス
1位 鈴木猛選手100Pts.
5位 森井大輝選手45Pts.
15位 狩野亮選手16Pts.

SLはまだ1レース目。これからも気を引き締めて!


それとですね、Point Standingsはもうひとつあるんです。

OverAll(オーバーオール:総合)といって、

全競技のポイントを合計したランキングも作られております。


昨期、森井大輝選手が獲得したタイトルがこれです。

Men's OverAll Standings 

Stabdingクラス
14位 小池岳太選手 62Pts.
21位 三沢拓選手 32Pts. 

Sittingクラス
2位 森井大輝選手 165Pts.
5位 鈴木猛選手 153Pts.
10位 狩野亮選手 96Pts.
25位 夏目堅司選手 12Pts.


ディフェンディングチャンプの森井選手は、トップと35Pts.差。

長いシーズンですから、この程度の差はほとんど無いようなものです。

SL優勝の鈴木猛選手もトップとは47Pts.

このまま、痺れる戦いを見せ続けておくれよ!


そして、手計算でランキングを出すのは大変なんだからね!(^^;

IPCさん?早くPoint standingsをアップしておくれよ!!!


さあ、明日、セストリエールは最終日

SLの2レース目が同じコースで行われます。


鈴木選手の2連勝なるか?

ジャパンチームの反撃の狼煙は上がるのか?

その「一瞬」は見逃せない!


見逃せないというか、見られないんだけどね....(^^;

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