一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年1月30日水曜日

ジャパンチームはすでに帰国済だけど....

こんばんは(^^

本題に入る前に、頂いてているコメントからご紹介させてください♪

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1月27日(日):「夢がひとつ叶います....」

なまず様のコメント
「おめでとうございます!
 お父さん似に見えますね。

 将来“美人過ぎる○○レーサー”として騒がれることでしょう。
 生い立ちを紹介する記事にはきっと
 そのチャイルドシートにおさまるお嬢さんの写真が使われることでしょう。

 私も子供欲しい・・・。」


ありがとうございました!

決して、「お父さん似」と「美人過ぎる」がイコールではないはずですが(^^;

このシートは成長に合わせてポジションを変えていけます。
背比べの柱の傷ではありませんが、座っている写真はいい記録になるでしょう。

いくら子供が欲しくても、合法的な方法じゃなきゃダメですよ(^^;

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では、本日のお話です(^^


これまで好評(?)な「まるで見てきたような観戦記」ですが、

唯一の弱点をさらけ出してしまいました(^^;

情報が何もない中で、「リザルト」のみを頼りにお送りしてきましたが、

リザルトの「公表」が無いことには、何ひとつ書き進める事は出来ません....
                                    マア、トウゼンデスガ

ジャパンチームが帰国前に参戦していたEuropa CupTarvisio大会。

最終日に行われていたSuperCombi(SC:スーパーコンビ)のリザルトが、

ようやく公表されました(^^;


という事で、夜中になってしまいましたが、

「まるで見てきたように」書いていこうと思います。

(書き始めたのは29日深夜)

眠気にどこまで耐えられる事やら....(^^;


開催日は1月25日(金)、現地時間09:30に1本目がスタートしました。


ところで、「スーパーコンビ(SC)」とはなんぞや?という疑問にお答えしておきます。

スーパーコンビとは、「スーパー複合」ともいいまして、スーパーな複合競技なのです。

以上、説明終わり!

....そんな訳にはいきませんね(^^;


2本勝負の合計タイムで競うのですが、

1本目はSuperG(SG:スーパー大回転)

2本目はSlalom(SL:回転)の合計タイムで競います。


つまり、高速系と技術系の両方の競技で速くなければ「結果」が残らないという、

とてもエキサイティングな競技な訳です(^^


モータースポーツに例えれば....

高速サーキット1周のタイムと、

ジムカーナ1本のタイムを合計して順位を決めるようなもの。

「ぶっ飛ぶ」度胸「クルクル回る」技術の両立がなければ勝てない種目です。


まずは、1本目!SGから見ていきましょう!


あ、ひとつ言い忘れました。

1本目のSGは、SCの1本目というだけではなく、

「SG」単独のレースとしても成立しております。


つまり、1本目のラップ(トップタイム)は、そのままSGの優勝者となるわけです。

これも健常者のアルペンにはない計らいです(^^


見上げてご覧~♪

会場では、太陽の日差しが目に突き刺さってきます!

天候は「Sky Clear」

もう説明するほどのことではありません。

SkyClaerなんです(^^


気温は、スタート地点で-8℃フィニッシュ地点で-4℃

これ以上に無いぐらいに「最高」のコンディションではないでしょうか♪


1本目のセットはロシアチームのコーチ。

使用するコースは、前日のDownHill(DH:滑降)と同じ、

スタート標高1,300mフィニッシュ標高845m標高差455mとなっています。


SCの1本目とは言え、SGのルールに沿ってコースが作られます。

ヨーロッパカップのSGは、350m~600mの標高差

標高差に対して7%以上のターン数を求められています。


455mですから、最低で32ターンが必要。

今回のコースは33ターンが設定されています。

ルール上は、ターンが少なくスピードの出る「イケイケセット」ということですか(^^


では、1本目のスタート順を確認します。

女子選手が11カ国22名。

男子はビブナンバー(ゼッケン番号)21番から。


あれれ?

女子22名なのに、男子は21番から?

23番からが男子じゃないの??


なぜだかわかりませんが、女子にはビブ76番と77番がありますねぇ....

何でだ?スタート順が決まってから追加のエントリーを認めた??

もしかして、男子だと思っていた選手が実は女子と判明したとか。
                             ソンナワケナイカ(^^;

Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが21番から28番、ジャパンのエントリーは無し。


Standing(立位)クラスは29番から53番。

ジャパンチームは小池岳太選手が46番三沢拓選手が32番のスタート。


Sitting(チェアスキー)クラスが54番から75番。

ジャパンチームは、森井大輝選手55番狩野亮選手57番

            鈴木猛選手59番夏目堅司選手68番

以上、14カ国55名のエントリーです。


SCの1本目とSGのレースを兼ねたスタート。

そのモチベーションは、どんな盛り上がりを見せたのか?

その結果は....?


1本目のクラスラップはジャパンのかっとび野郎、狩野亮選手

スピードキングは威風堂々、SGクラス優勝!!

おめでとう!!!(^^

高速系のこの強さはいったい何だ???(^^


1本目の結果です!(SGでは最終結果)

Men's SuperG 

Standingクラス
10位 小池岳太選手
13位 三澤拓選手

Sittingクラス
1位(SG優勝) 狩野亮選手
2位 森井大輝選手
4位 夏目堅司選手
7位 鈴木猛史選手


オールラウンダーの森井選手は、しっかりと好位置をキープ!

特筆は夏目選手0.07秒差で4位!!


0.07秒って、何m差だよ?

時速80km/hでフィニッシュラインを通過したなら....1.5m差!

SGの板の長さは205cmなんだぜ?

その差が板1本分もなかったって事かよ(^^;


ポディウムまでのこの小さくて大きすぎる差!

これがレース残酷なところ....


鈴木選手はラップの狩野選手から1.33秒差

この差なら「したり顔」か(^^


なぜなら、SGのレースでは7位に終わりましたが、

まだ途中のSCレースの2本目はSL。

「世界最速スラローマー」の鈴木選手には、

この2本目でひっくり返すには十分すぎるタイム差。


さあ、お楽しみの2本目を見ていきましょう!

(ここでσ(^^;は寝落ち、続きは翌30日に書いております)


Course Setterはスロバキアのコーチです。

スタート標高950mフィニッシュ標高815m標高差135m


ヨーロッパカップのルールでは、SLは標高差が120m~200m

ターン数が標高差に対して30~35%の±3ターン

今回のセットはゲート数44ターン数42

標高差に対して31.1%ですから、「速め」のコースですね。


という事は、ひとつのミスでも結構な影響が出るということでしょうか....

ここで、ジャパン各選手の、トップとのタイム差を確認しておきましょう。


Standingクラス
小池岳太選手 +3.75秒
三沢拓選手 +5.60秒

Sittingクラス
狩野亮選手 +0.00秒
森井大輝選手 +0.64秒
夏目堅司選手 +1.00秒
鈴木猛選手 +1.33秒


このタイム差を意識しながらの2本目。

攻めるのか?守るのか?


結果はこうなった!!

Men's SuperCombi

Standingクラス
9位 小池岳太選手
11位 三澤拓選手

Sittingクラス
優勝 鈴木猛史選手
4位 森井大輝選手
9位 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手


やっぱり、やりやがった(^^

鈴木選手、SC優勝おめでとう!


でも、あっさりと決めたというわけでもなさそうです。

2位のNOLTE Thomas(GER)選手とは1本目0.03秒差。

ほとんど差のない2人がぶっちぎり、0.55秒差でかろうじて鈴木選手がトップに立ったと。

これからのSLではNOLTE選手も要注意か?


SGで優勝した狩野選手は2本目で沈んでしまい、

SG2位の森井選手も2本目は6番手タイム。

夏目選手は2本目DNF....


トリノモデルが抱えるSLの課題は、

こういう場面で顕著ですなぁ。

どうにかしたいなぁ....(^^;


Standingクラス三澤選手は2本目7番手タイムと巻き返しを図りました。

少しずつ調子が出てきていると信じています(^^


さあ、これで本当に前半戦の終了です。

今頃みんな、ゆっくりと疲れを癒していることでしょう。

いや、帰国したらしたでバタバタしてしまうかな?


いずれにせよ、お疲れ様でした!

ワールドカップは、2月11日(現地時間)からスロベニアのログラで再開されます。

懲りもせずに、σ(^^は見てきたつもりで書いていきますので、

よろしければお付き合いくださいね♪

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