このレースが始まってからというもの、
気分はジャパンチームと帯同してますよ(^^
現地時間9日、昨日と同じコースで、
Giant Slalom(GS:大回転)の2レース目が開催されました。
また、リザルトだけを頼りに、書き綴っていきますね♪
妻「ねえ、なにやら楽しそうな事をしてるのね」
ええ、リザルト以外の情報が全くない中で、
どこまでレースを楽しめるか試しています(^^
名付けて、「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」!です。
よかったら、ご一緒にいかが?
妻「あまり、変なことをしゃべらさないでね」
まあ、仲良く見ていきましょうよ(^^;
では、始めていきましょうかね....
しかし、この日も暖かかったようですね。
昨日よりは、ほんの少し気温が下がっていますけど、
使い捨てカイロ貼ってたら汗だくになりそうな暑さだったことでしょう(^^;
雪が柔らかいから雪面硬化剤を入れているでしょうけども、
溶けてくる雪面と堅いままの雪面が「まだら」になってくるでしょうから、
コース場はウォッシュボードのように波打つでしょう。
さて、エントリーは、1レース目と同じ17カ国76名の選手たちです。
まずは、ジャパンチームのスタート順を確認しておきましょう。
1本目はゼッケン順にスタートします。
女子選手21名のあとに男子がスタート。
Visually impaired(VI:視覚障害)クラスがゼッケン22番から37番、
ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスが38番から67番、
ジャパンチームからは小池岳太選手が51番、三沢拓選手が61番。
Sitting(チェアスキー)クラスは68番から97番。
ジャパンからは、鈴木猛選手69番、森井大輝選手が70番、
狩野亮選手が88番、夏目堅司選手は89番のスタートとなっています。
妻「また、Sittingの日本選手は並んだ順番になったのね」
賑やかなスタートハウスだった思いますよ(^^
「たけちゃん?ぶっちぎっちゃうんじゃねーの?」と森井選手が冷やかせば、
「大輝さぁん、やばいっすよ?どきどきっすよ(笑)」なんて会話があったりして(^^
妻「....ほんとに見てきたように言うのね」
いつでも、いい雰囲気のメンバーの顔が目に浮かびます♪
さて、1本目のCourse Setterはドイツチームのコーチですね。
旗門数は47、ターンが43ですから、標高差に対して13%の設定。
まずまず標準的なコースなのかな?
....さあ、1本目が終わりました(^^;
妻「レース中の様子がわからないのはもどかしいわね」
1本目のジャパンチームの順位はこの通り。
Standing
13位 小池岳太選手
15位 三沢拓選手
Sitting
7位 狩野亮選手
11位 鈴木猛選手
23位 夏目堅司選手
妻「それぞれのタイムのあとの( )内の数字がその時の順位ってことね。
ねぇ、森井選手の順位が出てこないのはなぜ?」
それはですね、彼は2本目でDid not finish(DNF)だったからです(^^;
2本目でDNFだったら、1本目のタイムはリザルトに出てこないもので....
でも、きっと、いいタイムで下りてきていたのではないかと思われます。
いろいろと想像できますよ。
1本目トップタイム(ラップ)の選手がリザルトに名前がありませんから、
もしかしたら、多分、きっと、1本目のラップは森井選手だったかも(^^
そうだとすると、
2番手とのタイム差はなかったはずですから、
そんなに余裕はなかったでしょうね。
他に、リザルトに出てこなかった1本目の順位は、
5位、10位、19位、21位、24位でした。
森井選手がラップでなかった場合、
2本目は「勝ち」にいく滑りをしたかもしれません(^^
いずれにしても、マテリアル(スキーやチェアスキー)のトラブルでもない限り、
実力の90%で滑ればDNFなんてほぼあり得ない選手ですから、
かなりマジ、ガチの「攻め」で滑った結果のDNFだったことは間違いないでしょう♪
何はともあれ、2本目を見ていきましょう。
セッターはアメリカのコーチ。
ターン数が2つ増え、標高差に対して13.6%と、
少しだけ「忙しい」コースになりました。
妻「『忙しい』というのは、どこからわかるの?」
2本目のタイムの方が、全体的に遅くなっているでしょ?
これはターンが小さくなって、スピードが出なくなったということなんです。
その上、ターンが小さくなれば、雪面の荒れ方もひどくなる。
2本目に順位を上げた選手は、
そういった状況でのスキー操作がうまくいったということでしょうね。
さて、最終のリザルトを見てみましょう。
Men's Giant slalom2
Standing
12位 小池岳太選手
13位 三沢拓選手
Sitting
6位 狩野亮選手
9位 鈴木猛選手
19位 夏目堅司選手
2本目の、DNF選手の多さをみると、
やっぱり雪面が「荒れまくった」ということがわかります。
みんな、相当苦労したでしょう。
しかし、Standingクラスのレベルの高さはすごいですね。
VIクラスにしてもSittingクラスにしても、
各クラスの優勝タイムが、Standingクラスの6~8位ぐらいですから、
小池、三沢の両選手はたまったものではありません。
厳しいクラスですよ(^^;
Sittingクラスは、森井選手のDNFが残念でした。
怪我なんかしてなきゃいいけどねぇ....
あと、狩野亮選手は、タイム差だけでいえば、Podiumまでもう少し。
復調も間もなくなのかなと考えると、これからが面白い(^^
妻「鈴木選手や夏目選手は?」
んー....「悩める獅子」というところなのかな?
ふたりとも、ものすごい実力の持ち主ですから、
リズムさえつかめればトントンと上がってくるとは思うのですが....
妻「ポイントランキングはどうなったの?」
IPCのHPでアップされるはずなんですが、まだ出てきませんねぇ。
まあ、2レースの合計をするだけですので、手計算しましょう。
Standingクラス
13位 小池岳太選手 36Pts.
18位 三沢拓選手 32Pts.
Sittingクラス
7位 森井大輝選手 60Pts
同 狩野亮選手 60Pts.
14位 鈴木猛選手 41Pts
.25位 夏目堅司選手 12Pts
Standingクラス、Sittingクラスともに、
ポイントリーダーは1歩抜け出したという感じかな?
GSはあと2会場、4レースが予定されています。
まだまだ、みんなにタイトル獲得の可能性はありますので、
精一杯応援したいと思います(^^
明日からは、Slalom(SL:回転)が2レース予定されています。
気温が下がってくれると面白いレースになると思うんですけどね(^^
ではまた明日、今日と同じくセストリエールでお会いしましょう!
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