一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年1月16日水曜日

前半戦追い込み....


最近、心はヨーロッパに行きっぱなしの山本新之介です♪

もう、仕事なんかこれっぽっちも手に付きません。ウソデスヨ(^^;


「(略)まるで見てきたような観戦記」、前半戦もラストスパートです!(^^


サンモリッツ大会SL1レース目

しかしまあ、サンモリッツの天気、まるで回復しませんねぇ....

いつまでたっても「Light Snow」

すかっと晴れた空のもと、気持ちよくレースをして欲しいものですが。


前夜の天候はどうだったんでしょう?

「小雪」でも降り続いていれば、いいコースにはならないでしょう。


気温はしっかりと寒いです。

1本目のスタート地点で-10℃フィニッシュ地点で-8℃

暖かくないだけが救い、かな?(^^;


Slalom(SL:回転)のコースプロファイルは、

スタート標高2,180mフィニッシュ標高2,040m標高差140m

SLのルールでは標高差は140m~220mとなっていますから、いちばん短い設定ですな。


σ(^^のようなモータースポーツ上がりだと、

標高差というよりコース全長で表してもらった方がわかりやすいのですが、

アルペンという「文化」はこういう表現なんです。


比較的緩い斜面での標高差140m急斜面主体のそれとでは、当然、長さが変わります。

コース状況が緩斜面が多いのか、急斜面ばかりなのかでも、思いをはせる程度が違います。

どこかでコースの詳細がわからないものかなぁ....


さて、1本目のCourse Setterはドイツのコーチ。

ゲート数44、ターン数43。標高差に対するターン数は30.7%。

ルールでは30%~35%(±3)の39~52ターンなので、少なめの設定ですな。

そんなにきつくないターン弧なので「イケイケどんどん」ですか(^^


それでも気になるのはコース上の新雪。

完全に下地の堅いところが出てくればいいんですが、

柔らかいところと堅いところが「まだら」になってしまうような気がします。

それに、コース脇の雪だまりも気になる。

どうなることやら....


では、1本目のスタート順を確認。

女子選手が20名。男子はビブナンバー(ゼッケン番号)21番から。


Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが21番から33番、ジャパンのエントリーは無し。


Standing(立位)クラスは34番から61番

ジャパンチームは三沢拓選手が51番小池岳太選手が57番のスタート。


Sitting(チェアスキー)クラスが62番から88番

ジャパンチームは、鈴木猛選手63番森井大輝選手65番

            狩野亮選手79番夏目堅司選手88番


ありゃ?夏目選手は、また最後尾???


ワールドカップポイントランキングの15位以下の選手は、

その種目のレースポイント順でスタートが決まりますから、

なかなか結果が付いてこない夏目選手には厳しいものがありますなぁ....

以上、男子は17カ国68名のエントリーです。


ところでワールドカップでは、

ポイントリーダーのみがつけることの出来る「レッドビブ」というものがあります。

これを身につけるということは、

「おれが最強!そして最速!」ということを他の選手に見せつけながら滑ることでもあります。

当然、そのプレッシャーは半端ないものでしょうね(^^;


鈴木猛史選手は、SLのポイントリーダーですから、

このレッドビブを着用してレースに参戦しているはず。


「たけし?半端な滑りしたら、そのビブ引っぺがすぞ?(笑)」

なんて冷やかされてたりして(^^

そんな光景が目に浮かびます♪


そのプレッシャーに打ち勝つか?1本目の結果はこうなった!


Standingクラス

小池岳太選手 13位
三澤拓選手 DNF

Sittingクラス
鈴木猛選手 ラップ(トップタイム)!
森井大輝選手 6位
狩野亮選手 14位
夏目堅司選手 17位


やるなぁ(^^

鈴木選手にはプレッシャーなんて感じられないのか???

だから、バケモノなのかも知れない♪


それにしても気になるのは三澤選手

いったいどうしちゃったんだろう....

何かトラブルでも抱えているんだろうか?

早い復活を祈っております。


この1本目、DNFが14名DisQualified(旗門不通過)で4名

DNFは攻めた結果という見方も出来るでしょうけれども、

Disqualifiedは普段、そんなにないはずなんです。

ワールドカップレベルの選手はそれなりにトレーニングを重ねてきてますから、

そう簡単に「道」に迷ったりしないはずなのに。


こんなにコースを間違ったということは、

そうとう厄介なトラップがあったり、そうとう視界が悪かったり。

転倒、リスタートした時にはすでに潜っていないゲートがあったりしたかな?


鈴木選手が2位と1.5秒の差を持ってスタートする2本目。

コースを見てみましょう(^^


セッターはスペインのコーチ

ゲート数42、ターン数41

さらにスピードセットになったようです。


しかし、天候は回復しません。

相変わらずの「Light Snow」

気温はやや上がった程度。

状況は1本目と変わらないですなぁ....


でも、しっかりと滑りきって欲しい!2本目の結果はどうなった???


Men's Slalom1

Standingクラス
11位 小池岳太選手

Sittingクラス
2位 鈴木猛史選手
7位 森井大輝選手
10位 狩野亮選手
13位 夏目堅司選手


なんてこと!

鈴木猛史選手の2本目はは痛恨の6番手タイム

優勝のBONADIMANN Philipp選手が、お返しのぶっちぎりラップ!

2番手タイムを1.37秒突き放した!

これはたまりません!やられちゃったなぁ....(^^;


夏目選手は初のSL完走です!

少しずつ復調して来たのでしょう(^^


これでポイントゲット!となればよかったのですが、

「15%ルール」でポイントは付きませんでした。残念(^^;

15%ルールとは、優勝者のタイムから15%以上遅れた場合、

ワールドカップポイントは付かないという非情のルールです。


Sittingクラスの優勝タイムは1分20秒61。

ポイントを得るためにはこれより15%以内の、

1分32秒7で滑り降りなければならなかったということです。

夏目選手のタイムは1分37秒40。

少しばかりほろ苦い結果となってしまいました....


ここでワールドカップポイントが付くと、

それが自信になってこれからに繋がったかも知れませんが(^^;

まだ長いシリーズです。気を落としている間はありませんよ♪


さて、SLポイントランキングです。

Men's Slalom Standings

Standingクラス
10位 小池岳太選手 65Pts.
13位 三澤拓選手 50Pts.

Sittingクラス
1位 鈴木猛選手 280Pts.
6位 森井大輝選手 121Pts.
11位 狩野亮選手 66Pts.


鈴木選手は、少しだけ追い上げられましたが、

盤石の独走態勢は変わりません(^^


残るSLは3レース!
 
種目別タイトルまでマジック215Pts.

このまま逃げ切るか?(^^


そして、オーバーオールランキングはこうなっております。

Men's OverAll Standings

Stabdingクラス
13位 小池岳太選手 141Pts.
18位 三澤拓選手 82Pts.

Sittingクラス
3位 鈴木猛選手 322Pts.
5位 森井大輝選手 291Pts.
15位 狩野亮選手 126Pts.
26位 夏目堅司選手 12Pts.


今期のワールドカップはあと7レース。

OverAllのランキング1位はKUNZ Christoph選手が380Pts.。

ランキング6位のWALKER Tyler選手(268Pts.)まで、

自力タイトルの可能性が残されています。


3位鈴木猛史選手(322Pts.)はSLとOverAllのダブル?

5位森井大輝選手(291Pts.)は連覇?

もう、楽しみで仕方がないですよぅ(^^


とりあえずは、明日のSL。

ここを上手く乗り切れるかどうかが前半戦折り返しのキモ!

とりあえず、みんな笑顔で帰ってきてね!!!(^^


え?猛史がまた勝ったって???マジカヨ....(^^

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント、ありがとうございます。