一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2011年9月4日日曜日

台風が来てたらしいけれども....

台風12号。

近畿地方直撃だって言うから構えてました。


上陸のはるか前から、四国や紀伊半島には激しい雨。

気象台奈良県吉野郡上北山観測所では、

この3日間の積算雨量が1,600mmを越えたとか。

ちなみに、舞鶴海洋気象台では、

この3日間のそれは、50mm程度でしかありません。

この差は何なんでしょうね(^^;


おかげで、待ちくたびれている間に、

台風がどこかへ行っちゃったというオチ。


ここで、分かれる2タイプ。

「せっかく準備してたのにそれかよ。
 骨折り損のくたびれもうけとはこのことだ!」

「ほぉ、こんな事もあるのか。
 よそではひどい事になってるようだが、
 被害が少なくてよかった....」


今回の台風で感じた事を書く前に、

犠牲になった方々へお悔やみを申し上げます

本当に、この犠牲は止められなかったのか?

今回も、心からそう思います。


水道管の補修をしていて流されたという方がおられたようです。

避難途中で、という方もおられたようです。


水道は治さなくてはならなかった事でしょう。

避難する際、一人で移動させてしまったという後悔もあるでしょう。

こういった犠牲は、本当に悔やまれます。


一方、「外の様子を見に行くと言って、行方がわからなくなった」方。

何回も思うのですが、「その行動」は絶対に必要でしたか?

本当にしなければならない事でしたか?


リスク経験が自助の第1歩だと、かつての連載でも書きました。

こういう時、「慎重になる」のではなくて、

「不必要な事はしない」という事が大原則だと思うんです。


お一人暮らしのご老人が、居ても立ってもいられずに、

つい、近くの川を見に行ったという事はありでしょう。

土砂降りの中、家路を急いだ結果という事もあるでしょう。

また、家の裏側の斜面が崩壊して、という犠牲もあったようです。


こういった台風による状況では、

絶対に一人では行動しないという事が原則です。


ひとり暮らしの方もおられるはずですが、

こういう時のご近所との連携、それこそが「互助」です。

いや、何もかも一緒に行動しなさいなんて言いませんよ(^^;


「その行動」が不必要なものであるならば、

「させない」ことも「互助」のひとつだと思うんです。


お年寄りのお一人での避難所移動なら、

ご近所の何人かで送ってあげてもいいと思うんです。


住宅が流されそうな地域でしたら、

それこそ「行政」が、力尽くででも避難させなければ。

「避難してください」なんてヌルい事ではダメでしょう。


こういった風水害の場合の原則は、

「絶対に一人で行動しない」という事だと思います。

さらに「情報は事前に出来る限り集めておく」

そして、「その情報をご近所と共有しておく」

という事でしょうね。


後の祭り?

今さらそういったところで、取り返しのつかない事実です。

でも、「この次」、決して同じ事を繰り返してはならないでしょう。


「このぐらいなら大丈夫だろう」

けっして、自然を見くびってはいけません。


今回の台風で犠牲になった方々へ、

心よりお悔やみ申し上げます。


そうそう、行方がわからなくなったサーファーがおられたようで。

彼の、「夢を追いかける気持ち」は尊重しています。

σ(^^のスキーでもそうですが、自然を相手にするスポーツです。

この結果にも、当然、覚悟の上でしょうね....

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