台風12号。
近畿地方直撃だって言うから構えてました。
上陸のはるか前から、四国や紀伊半島には激しい雨。
気象台奈良県吉野郡上北山観測所では、
この3日間の積算雨量が1,600mmを越えたとか。
ちなみに、舞鶴海洋気象台では、
この3日間のそれは、50mm程度でしかありません。
この差は何なんでしょうね(^^;
おかげで、待ちくたびれている間に、
台風がどこかへ行っちゃったというオチ。
ここで、分かれる2タイプ。
「せっかく準備してたのにそれかよ。
骨折り損のくたびれもうけとはこのことだ!」
「ほぉ、こんな事もあるのか。
よそではひどい事になってるようだが、
被害が少なくてよかった....」
今回の台風で感じた事を書く前に、
犠牲になった方々へお悔やみを申し上げます。
本当に、この犠牲は止められなかったのか?
今回も、心からそう思います。
水道管の補修をしていて流されたという方がおられたようです。
避難途中で、という方もおられたようです。
水道は治さなくてはならなかった事でしょう。
避難する際、一人で移動させてしまったという後悔もあるでしょう。
こういった犠牲は、本当に悔やまれます。
一方、「外の様子を見に行くと言って、行方がわからなくなった」方。
何回も思うのですが、「その行動」は絶対に必要でしたか?
本当にしなければならない事でしたか?
リスク経験が自助の第1歩だと、かつての連載でも書きました。
こういう時、「慎重になる」のではなくて、
「不必要な事はしない」という事が大原則だと思うんです。
お一人暮らしのご老人が、居ても立ってもいられずに、
つい、近くの川を見に行ったという事はありでしょう。
土砂降りの中、家路を急いだ結果という事もあるでしょう。
また、家の裏側の斜面が崩壊して、という犠牲もあったようです。
こういった台風による状況では、
絶対に一人では行動しないという事が原則です。
ひとり暮らしの方もおられるはずですが、
こういう時のご近所との連携、それこそが「互助」です。
いや、何もかも一緒に行動しなさいなんて言いませんよ(^^;
「その行動」が不必要なものであるならば、
「させない」ことも「互助」のひとつだと思うんです。
お年寄りのお一人での避難所移動なら、
ご近所の何人かで送ってあげてもいいと思うんです。
住宅が流されそうな地域でしたら、
それこそ「行政」が、力尽くででも避難させなければ。
「避難してください」なんてヌルい事ではダメでしょう。
こういった風水害の場合の原則は、
「絶対に一人で行動しない」という事だと思います。
さらに「情報は事前に出来る限り集めておく」、
そして、「その情報をご近所と共有しておく」、
という事でしょうね。
後の祭り?
今さらそういったところで、取り返しのつかない事実です。
でも、「この次」、決して同じ事を繰り返してはならないでしょう。
「このぐらいなら大丈夫だろう」
けっして、自然を見くびってはいけません。
今回の台風で犠牲になった方々へ、
心よりお悔やみ申し上げます。
そうそう、行方がわからなくなったサーファーがおられたようで。
彼の、「夢を追いかける気持ち」は尊重しています。
σ(^^のスキーでもそうですが、自然を相手にするスポーツです。
この結果にも、当然、覚悟の上でしょうね....
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