しまなみ海道を望む素敵なロケーション。
ホテルそのものはリーズナブルなものですが、
尾道旅行の拠点とするならおすすめです。
さあ、朝食を頂いて、
目指すは呉、大和ミュージアム&てつのくじら館。
通勤時間のまっただ中へ飛び込んでしまったため、
かなり神経を使う道中でした(^^;
平日でしたからねぇ....
よその町の通勤ラッシュは本当にしびれますね。
右左折専用車線が突然出てきた、
車線変更が出来きなかった、なんてことありません?
そうですか、ないですか(^^;
ちょいとくたびれた頃に大和ミュージアム着。
運転中には気がつきませんでしたが、
向かいにはてつのくじら!
ちょいと圧倒されました(^^;
ミュージアムへ入館と同時に目に入る1/10スケールの戦艦大和!
あえて、見なかったことにします。
だって、見とれていたら30分ではすまないはず。
実は、猫の博物館の「お姉さま」から聞いていたのです。
「大和ミュージアムはしっかりみたら1日がかりになるわよ」
まさか、そこまで深いとは!
大和ミュージアムへの到着がAM9:30。
次の予定地の米子へは17:00には到着したいので、
許される時間は3時間強。
「巻き」で見て回りましょう(^^;
艦内、まずσ(^^たちを迎えてくれたのは、
戦艦金剛のボイラー。
でけぇな、おいっ!と驚いていたら、
艦内ボランティアのおじさんが教えてくれました。
「これ、本物なんですよ。
そして、金剛にはこれが36基も積んであったんですよ」
36基!なんとデカい艦だったのやら。
聞けば、旧式の「金剛」は石炭で走っていたとか。
重油を使う艦は、もっと小さい機関ですむらしい。
「ところで、本日はどちらから見えましたか?」
京都です。
「京都の?」
日本海側、あ、そうそう舞鶴です。同じ鎮守府の。
そういった時、敗北感に似た悔しさを少し感じました。
だって、舞鶴も呉と同列の4軍港なんて言ってますけど、
かたや大和を語れる都市と、
かたや喫水が浅くて大型艦が入れない港。
鎮守府から格下げされたという歴史も、舞鶴にはあります。
「ほお、そうですか。舞鶴ですか」
と口にしたおじさんの直後の言葉は、
「ゆっくりしていってくださいね」
どう受け止めたらいいんだ?(^^;
こういう展示を見ていると、ついつい、
日本海軍の栄光の歴史というものに目が行きがちですが、
「海軍万歳!」だけでなく、
海軍の歴史、
呉の歴史、
日本の技術、
造船を通じた敗戦と復興、
様々な角度の濃い内容で展示物が並んでいます。
当然、戦争の厳しさと、
国のためにと戦った方々のことも尊んであります。
大和沈没時の戦死者3千余名の名簿を目にした時は、
立ちすくんでしまいましたね。
ひとつひとつのお名前が、ものすごく大きく重いものに感じられました。
先の戦争について、何か言葉にする事は控えたいと思いますが、
展示内容は、じつに感慨深いところでした。
さて、この大和ミュージアムで撮影した画像をご紹介します。
山本新之介視点で撮影しました(^^
最も興味深かった大和の図面。
岸壁から大和を見たらこんな感じかな?
艦橋のアップ
意外に見慣れていない大和のテール
「零式戦闘機」のエンジン
特攻兵器、人間魚雷「回天」の潜望鏡から
どこを見てたかというと、外の風景
こんな視野しかない魚雷に籠もって特攻なんて....
館内を早足で駆け抜けたので、
まだまだ物足りないのではありますが、
思いは歴史から現代の防人たちへ。
てつのくじら館です。
こちらは、入館と同時になぜか張り詰めた空気を感じます。
おそらくですが、案内係の方々は、自衛隊OBなのでしょう。
だから、何となく背筋が伸びてしまう。
展示は海上自衛隊の年表から始まり、
2階にはペルシャ湾の機雷除去の紹介。
機雷って、イガグリのようなものが、
ぷかぷか浮いているイメージだったんですが、
いろんなタイプがあるんですね。
水面から見えない深さに設置され、
敵の船の音のみに反応して爆発するなんて恐ろしい奴も。
よくもまあ、いろいろと考えるものです。
3階には潜水艦内の紹介など。
士官用のベッドにお邪魔しました。
なんですか、この狭さは?(^^;
道路に面して展示(?)してある「あきしお」。
すでに退役した館なのですが、広報ではまだまだ現役艦ですな。
館内はほぼそのまま保存され、
サブマリナーたちの息づかいが聞こえてくるようでした。
こちらは操舵席。
当然ながらフロントガラスはありません。
潜望鏡ものぞくことが出来ます。
艦船番号4001は補給艦「おおすみ」
大和ミュージアムで見た「回天」ものとは比べものにならない!
そりゃそうですな(^^;
舞鶴も同じく、かつては鎮守府、現在は自衛隊基地なんだから、
もう少し気合いの入った施設整備をして欲しいな(^^
そういえば、こちらの肉じゃがを食べ損ねたな。
妻「味比べして、肉じゃがまで負けてたらどうするの?」
なるほど、戦は欲するべからずですな。
妻「ちょっと違うんだけど....」
さて、Day2の後半、米子編は次回にて!
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