地デジ移行１ヶ月半．．．．

「地デジ」

この言葉は、もう過去のものになってしまいましたね。

あのドタバタ、もうマスコミ的には、

なかった事になっている気がします。


「難民」となってしまった方々はどうしているのでしょう？


こないだの台風12号の水害、

警報やなんやかんやを、

テレビで知る事が出来なかった方もおられたかも？

そう考えると少し切ないです．．．．


そんな難民の方からでしょうか。

明け方、嫁の電話にメッセージが入っていました。

間違い電話ですけども、かなり逼迫した状況のようです。


「テレビを返してくれなければ．．．．あの．．．．

　（聴き取れず）に戻って．．．．あなたを．．．．

　あの．．．．あなたを．．．．．

　ちょ．．．．あの．．．．」

録音可能な30秒をフルに使ったメッセージでした。

声や話し方はどう聞いてもご高齢の女性。


地デジ化というものを理解されなかったのかな？


突然、映らなくなったテレビ。

画面には意味不明のメッセージ。

なにをしても、映らない．．．．


身よりもなく、ご近所づきあいもないおばあさんは、

どこかに書いてあった電話番号らしき数字へ荷電。

んー、ちょっと考えられないか．．．．（＾＾；


そうなるとかすかに残る事件の臭い。

地デジ化という事をダシにして、

一人住まいのおばあさんを狙う悪者。


「おばあちゃん、

　今度からテレビを新しくしないと、映らなくなっちゃうんだよ。

　役所で、いままでのテレビと新しいテレビを、

　お年寄りには無料で交換してくれるんだけど、

　お婆ちゃんは取りに行けないよね？

　代わりに行ってあげるから、ちょっとテレビ持っていくね｣

とか何とかテケトーな事を言う悪い人を信じて、

感謝一杯でテレビを預けたお婆ちゃん。


待てど暮らせどテレビは帰ってこない。

悪い人がおいていった名刺には、テケトーな電話番号．．．．

泣く泣くかけた電話、相手は嫁の電話だった。


こんなドラマが電話の向こう側にはあったのでしょうか。

色々と想像すると、やっぱり切なくなります。


久々に降りてこられた神は、

どう考えても「笑いの神」ではないようです。

このおばあちゃんからの伝言が続くようなら、

なんとかせねばなるめーのか？（＾＾；