一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2011年10月4日火曜日

海沿いの道路を通って南三陸町....

(連投です)

もう、涙をガマンすることは出来なくなっていました。

運転しながら涙を流すなんて....


海沿いの道、行けども行けども被災地なんです。

もちろん、平坦な道ではないので、アップダウンがあります。


波に流された集落を見て涙して、

高台の被害のないところを見てホッとする。

また低いところ来て....という繰り返し。


すれ違うダンプカーのフロントガラスには、

「頑張ろう!東北」という文字がでかでかと掲げられていました。

σ(^^も口にする「頑張ろう!日本」とは性質が違うことに気がつきます。


被災地の外から言ってても、どうしても「人ごと」なんですよね。

現地の「頑張ろう」は、

「生きていくんだ」

という決意から出てくる言葉なんでしょう。

この強い思いに気がついて、また涙。


途中、道路の寸断で迂回させられるところがいくつか。

山間の細い峠道へ途中、

「ここ、標高何mよ?」

というところまで波にえぐられた跡があります。


「津波に備える」という言葉、

海沿いの町で生活しているσ(^^;も、

本気で考え直さないとダメですね。


その後、南三陸町へ。

ここで言葉を失います。

周囲360度、どこを見ても

「茶色」く

「壊滅した」

光景が広がっています。


きっと、被災前は活気のあった町なのでは、

そんな名残だけは残っている気がしました。


ここで、写真を撮ることの意味を失いました。

この光景のどこか一部を切り取ることに、

どんな意味があるんだろう?


そして、頭を殴られたような感覚に襲われるのは、

報道でシンボリックに伝えられていたあの防災センター

その前に止まった観光バスから、

大人数がカメラを持って降りてきたのを見た時。


「大災害を知る」そんなテーマで、

パックツアーが組まれていても不思議ではありません。


でも、それって....

σ(^^;がここにいる理由も何ら違いません。

σ(^^;もあの「お客さんたち」も、全く同じ事をしている訳です。


どんなに偉そうなご託を並べてみたところで、

σ(^^;もただの観光客なんだと思い知らされるのです。

逃げ出したくなりましたよ、本当に....


情けないやら悲しいやら。

これ以降、写真を撮ることを止めて、

代わりに、この光景は頭の中に焼き付けて置こうと誓いました。


そんなわけで、文字だらけの、

「いつもの投稿」になりますがご容赦を。


南三陸で半泣きになって買ったお魚。

秋鮭、ドンコ(深海魚?)、かま(何のだっけ?)、水だこ....

2 件のコメント:

  1. デブデブ・ストーナー2011年10月4日 23:03

    良い悪いは別として
    遠くに離れてるオイラ達からすると
    大変な状況は分るものの
    何処か対岸の火事と思ってる部分があるのかと
    思う時があります・・・。
    だからこそ出来る事を継続して
    続けて行きたいと思います!
    そういう気持ちが絆になるんじゃないのかなぁ・・・。

    返信削除
  2. 山本新之介2011年10月5日 20:06

    デブデブ・ストーナー様

    ありがとうございます。

    全くその通りだと思います。
    絆というものは、求めなければつながる事はないでしょう。
    神戸の時と同じ事を繰り返したくないと思います。

    この震災については書き続けると思います。
    どうか、同じ思いを持っていただけたら嬉しいです(^^

    返信削除

コメント、ありがとうございます。