帰宅後。
ほぼ家族全員が同じ時間に集まるのは、
この時ではないでしょうか。
炊事をされる方。
ご飯までに宿題を片付けようとしたり、
ゲームに夢中になっていたり。
最近はお父さんもお母さんも協働で、
家事をするという雰囲気が広がっているんですってね。
ゆっくり出来るのはいつの事やら(^^;
食事をしてお風呂に入って、
つかの間のくつろぎの時間とそして睡眠。
最も忙しい時間帯かも知れません。
最も幸せな時間かも知れません。
そんな時、もし大地震が起きたら....
こんな時こそ、実は防災には有効なのです。
まず第一に、家族が一番近い距離にいるということ。
日中の大災害では、まずどこに誰がいるのか?
という確認をしなければなりませんが、
この時間帯は、危険回避や避難行動も家族みんなが、
ほぼ「同じ手順」で行うことが出来ます。
また、災害、特に大地震について、
「その時」にどうするのか?というテーマで、
会話することも可能になるでしょう。
どんな時間にも起こりうる大地震ですが、
それにどう向き合うのかという会話は、
おそらくこの時間でしかできないでしょう。
これまで書いてきた時間帯ごとの対応方法。
そういった状況ごとにそれぞれがどうするか。
家族会議なんて大げさでなくてもいいんですよ。
ちょいと世間話的に、でもちょいと真剣に。
こんな時の大地震にはどうする?
家の中の家具などに危険はない?
家族がばらばらになる時間帯の連絡方法は?
今回の震災で発令された大津波警報、
その受け止め方も決めておいた方がいいでしょうね。
さらに自宅にいる時間帯には、最も油断してしまい、
そしてその間が最も長い時間があるんですよ。
就寝中です。
眠りについた状態での大地震。
「その時」が来たらどうしましょうか。
すでに書いていますが、
自分たちの身は自分たちで守るという「自助」が出来れば、
防災減災の7割方が成功です。
ぜひ、家族が顔を合わせる時間は、
どうか大切にしてくださいね。
あと、プチ情報です。ご家庭のトイレやお風呂といった、
身動きしにくい場所についてですが、
実は大きな揺れには比較的強い場所といわれています。
「閉じ込められるかも」と考えがちですが、
面積の小さい部屋の中は結構頑丈なんですって。
こういった場所にいる時、
「その時」と遭遇してしまっても絶対に慌てないで。
さて、ありとあらゆる時間帯に、
「その時」が来るかもということを考えてみました。
次回「『その時』に大切なこととは....」
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