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2011年8月3日水曜日

防災(連載):大地震に備える本来の防災(最終回)....

今まで、「その時」を大地震に限定して書いてきました。

これは時間的に余裕のない「その時」に備えることが出来れば、

他の災害へも対応できるはずという意味からでした。


とはいえ、完璧に備えきるということは、

ほぼ無理ということもわかっています。

「その時」が来ても、無事でいられる確率を、

少しでも上げておきましょう、

というのが本来の防災の意味です。


どうすれば身を守る事ができるのか?

それぞれ、生活されている環境によって、

その方法は変わってきます。

ですから、ここで「これをしておけば安心!」なんて、

無責任に書くことも出来ません。


さらに細かく言えば、同居されているご家族の間でも、

その方法に少しずつ違いが出てくるのです。


最も重要な自助という防災の方法、

その正解はそれぞれが考えて、

構えておくということにあります。


そういったことを考えられる、情報交換できるような関係、

ご家族やご近所、職場などで、

そういった関係を築いていくことが出来れば、

こんなにいいことはないと考えるのです。

また、σ(^^も微力ながら、そのお手伝いが出来ればと思います。


そして何より、そういった防災の意識、

特に自助の意識を高めていくために一番有効なのは、

「行政がどこまで本気になれるのか」と言うところを、

見せなければならないのですが、

これがなかなか本気にならない(^^;


「自助は住民の方々で考えること」

「想定外の災害だから対応には限界があった」

こんな言葉を平気で口にするような自治体にしないよう、

σ(^^は明日からも職場で吠え続けますし、

みな様がお住まいになっているところでも、

住民の方が行政に対して声を上げなければと思います。


そして、災害は大地震だけではありません。

地震、台風、洪水、火事、親父、津波、

大雨、大雪、竜巻、干魃、暴風、高潮....

気象庁が発表する警報や注意報、

地滑りや土砂崩れなどの土砂災害警戒情報などなど、

ありとあらゆる全ての災害について、

全てを書くことは出来ませんが、共通していることはひとつです。


「自助・互助・公助」

この3つの単語が、防災の全てを表しています。


今回の東北地方太平洋沖地震を受けて、

「出来ること」をずっと考えてきました。


被災地支援も大切なんですが、

「防災について考える」ということが、

最も大切なことのひとつだと、改めて気づきました。


そして、被災されなかった方々へも、

防災というものを少しでも意識して頂きたいと考えて、

この連載を続けてきました。


相変わらず、読みづらくて面白くもない書き方で、

書きたかったことの半分も書けたか、

伝えたいことを伝えられたか。

ただ、だらだらと書き続けてきただけかなぁ....(^^;


でも、これだけは思っています。

世界を救う事なんて出来ないけども、

せめて大切な人だけは守りたいと。

この思いを出来る限りたくさんの方と共有できれば....


長い間、お付き合い頂きましてありがとうございました(^^

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