今まで、「その時」を大地震に限定して書いてきました。
これは時間的に余裕のない「その時」に備えることが出来れば、
他の災害へも対応できるはずという意味からでした。
とはいえ、完璧に備えきるということは、
ほぼ無理ということもわかっています。
「その時」が来ても、無事でいられる確率を、
少しでも上げておきましょう、
というのが本来の防災の意味です。
どうすれば身を守る事ができるのか?
それぞれ、生活されている環境によって、
その方法は変わってきます。
ですから、ここで「これをしておけば安心!」なんて、
無責任に書くことも出来ません。
さらに細かく言えば、同居されているご家族の間でも、
その方法に少しずつ違いが出てくるのです。
最も重要な自助という防災の方法、
その正解はそれぞれが考えて、
構えておくということにあります。
そういったことを考えられる、情報交換できるような関係、
ご家族やご近所、職場などで、
そういった関係を築いていくことが出来れば、
こんなにいいことはないと考えるのです。
また、σ(^^も微力ながら、そのお手伝いが出来ればと思います。
そして何より、そういった防災の意識、
特に自助の意識を高めていくために一番有効なのは、
「行政がどこまで本気になれるのか」と言うところを、
見せなければならないのですが、
これがなかなか本気にならない(^^;
「自助は住民の方々で考えること」
「想定外の災害だから対応には限界があった」
こんな言葉を平気で口にするような自治体にしないよう、
σ(^^は明日からも職場で吠え続けますし、
みな様がお住まいになっているところでも、
住民の方が行政に対して声を上げなければと思います。
そして、災害は大地震だけではありません。
地震、台風、洪水、火事、親父、津波、
大雨、大雪、竜巻、干魃、暴風、高潮....
気象庁が発表する警報や注意報、
地滑りや土砂崩れなどの土砂災害警戒情報などなど、
ありとあらゆる全ての災害について、
全てを書くことは出来ませんが、共通していることはひとつです。
「自助・互助・公助」
この3つの単語が、防災の全てを表しています。
今回の東北地方太平洋沖地震を受けて、
「出来ること」をずっと考えてきました。
被災地支援も大切なんですが、
「防災について考える」ということが、
最も大切なことのひとつだと、改めて気づきました。
そして、被災されなかった方々へも、
防災というものを少しでも意識して頂きたいと考えて、
この連載を続けてきました。
相変わらず、読みづらくて面白くもない書き方で、
書きたかったことの半分も書けたか、
伝えたいことを伝えられたか。
ただ、だらだらと書き続けてきただけかなぁ....(^^;
でも、これだけは思っています。
世界を救う事なんて出来ないけども、
せめて大切な人だけは守りたいと。
この思いを出来る限りたくさんの方と共有できれば....
長い間、お付き合い頂きましてありがとうございました(^^
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