今までは、スキーが勝手にターンしてくれていました。
それがカービングスキーです。
レギュレーションの改正後は、
曲がらないスキー板で、
曲がって行かなくてはならないわけです。
今までのカービングスキーは、
モータースポーツで言うところの「グリップ走行」。
改正後、使いこなさなくてはならない「スキッディングターン」は、
アンダーステアのマシンを滑らせて、
コントロールするというところでしょうか。
勘のいい方はおわかりですね。
そうです、「ドリフト」です。
ただ、アクセルやブレーキのないスキーで行うドリフトは、
「慣性ドリフト」しかありません。
そして、滑らせすぎると雪面抵抗、
つまりロスにしかなりませんので、
目指すところは「ゼロドリフト」です。
妻「スキーヤーだろ?スキーで例えろよ(怒)」
スキーで例えると....(^^;
昔々、「カービングスキー」という、
革命的なマテリアルが投入されてからこっち、
ちょいと板を傾けるだけでギュンギュンと、
曲がってくれる板が主流になりました。
ところがそれは、あまりにも速いスピードで曲がりすぎてしまい、
レースの世界ではケガ人が続出。
板はぐいぐいと曲がってくれるので、
スキーヤーは技術力をそんなに上げなくても良くなりました。
そこで、ケガをさせないよう、
本来のスキーの動きを憶えてもらえるようという目的で、
「昔の動きに近いスキー板にしてしまおう」という改正が、
提唱されることとなりました。
という事なのですが、「昔のスキー」を知らないσ(^^;は、
「昔のスキー」の動作やフィーリングがさっぱりわからない。
だから、「ルール改正後」は想像上の世界です(^^;
真っ先に思いつくのは、
峠の下りで、
ニュートラルのまま、
ノーブレーキで、
「慣性ドリフト」で向きを変えろ、と。
妻「ねぇ、慣性とかゼロとか、それって何?」
喜んで説明しましょう♪
おそらく、また、だらったらと連載が続きますよ(^^
....今回はそんな企画ではないので説明は簡単に。
「慣性ドリフト」とは文字通り慣性力を利用して、
タイヤをスライドさせるもの。
スキーで言えば遠心力による慣性で、
板をずらして向きを変える。
「ゼロドリフト」とは、モータースポーツで言うところの、
内輪差をゼロにする事です。
「内輪差」を「ゼロ」にすることで、
前輪のカウンターによる「旋回力」の低下を引き起こさず、
後輪の「加速」モーメントのロスを最小限に抑えます。
一昔前はモータースポーツでは最速テクニックと言われました。
もちろん、やれと言われても出来ませんσ(^^;
....あしからず。
「ゼロドリフト」なんて「妄想」みたいなものですから....
しかし、スキーへの応用イメージは出来ています。
次回「ゼロドリとスキー」
分かりますよぉ!
返信削除オイラ一時期 スキーのエッジをゼロにして
スライドさせて遊んでました(^^)
そりゃもう面白い様にズルズルで笑いながら
滑ってましたよ!
デブデブ・ストーナー様
返信削除ありがとうございます。
そういえば、そこまでエッジを効かなくした板に、
乗った事がありません....
古い板で遊んでみる事にします(^^