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2011年8月25日木曜日

3つの壁以外に....

前回書いたの3つの壁、

「寒い」のはどうしようもないこととして、

それ以外の事については、何とかなるものだと思っております。


でも、その「壁」よりも大きな難題を、

チェアスキーだけでなく、スキー界は抱えているのです。

それは、「何でそこまでしてスキーを?」という疑問です。


以前は「冬=スキー」という構図が成り立っていたようですが、

最近では冬でもスキーにこだわる必要がなくなって、

行くにしても宿泊有りの行程で、1回3万円仕事。

そりゃあ、足も遠のいちゃいますよね(^^;


ここらで何とかしなければと、

この10年ほどは業界それぞれで工夫を凝らしておられます。

その努力の甲斐あって、息を吹き返したゲレンデや温泉街も。

ありとあらゆる工夫をされたことを聞くと、

本当に頭が下がります。


逆に、時代の流れに逆らえなかったところもあるようで、

ゲレンデの閉鎖というニュースを聞くと、

行った事もないのにものすごく切なくなったりします。


それもこれも、第一にスキー人口の減少が原因でしょう。


我が身をふり返ってみれば、

チェアスキー界も同じようにプレーヤーは少なく、

競技人口なんて目も当てられないぐらいになっています。


ちょいと話はそれますが、

新しいチェアスキーヤーを期待するということは、

新しく障害者になる人を待つという意味を含みます。

それは、社会的には良くないことなんですよね。

障害者の数は、増えない方がいいに決まっているんです。


全ての人が健康に生きていかれる社会が理想だと思います。

その理想的な社会とチェアスキー人口の増加。

....大いなる矛盾。


閑話休題。


やむを得ず障害を負われた方に、

新たな人生を歩んでいきましょうと言うのが、

σ(^^たち先達の役割だと思っています。


障害者にとってスポーツをするということは、

障害の悪化防止や治療費の抑制、

生き甲斐としての拠り所などなど、

様々な意味があるものです。


そんな大きな意味を持つスポーツ、

ありとあらゆる障害者スポーツの中から、

チェアスキーを選んで頂くにはどうすればいいか。


「滑りたきゃ来い」なんて問題外ですが、

「来て滑れ」も厚かましい。


やっぱり、「やってみたい」と、

連絡頂けるようにするのが理想でしょうね。


はてさて、そのためにはどうしたものか....


次回「ユビキタスなチェアスキー」

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