もう、10年ぐらい前のことですが。
当時のσ(^^はチェアスキーを始めたばかり。
まだまだ「滑る」なんてところまでいかず、
「転けなかった」ということに喜んでいた時期です。
1人で滑っててもうまくならないので、
福島県チェアスキー協会の方から誘われるままに、
当時のσ(^^は、福島県にまで足を伸ばすことがありました。
あの時は、確か「あだたら高原スキー場」だったと....
舞鶴から福島県、600kmぐらいだったかな?
そんな距離を走ると、福島も宮城も変わりません。
じゃあ、ついでに三陸の魚を買っていくか(^^
ってなわけで、太平洋を拝むわけです。
当時は、まだまだナビさんの能力も低くて、
高速道路の地図を併用していました。
「どこが漁港だ?」
ふつーに考えたらどこでも、「海岸」なら、「漁港」なんですが、
どうせだったら、メジャーどころで買い物して、
土産話にもしたかったわけです。
で、地図とにらめっこ....
頭の中では小学校の社会の時間をリフレイン。
しおがま?
いしまき?いや、「いしのまき」だったか?
まつしまは天橋立みたいなもんだよな?
けせんぬま?あ、気仙沼は聞いたことある!
つくづく、勉強してこなかったことを後悔したものです(^^;
地図を見る限り、気仙沼まで行くと福島に戻る時間が無くなる。
頭の中では、石巻がビッグネームだと考える。
(塩竃のみな様、ごめんなさい^^;)
いざ、石巻!
目的は、美味しい太平洋のお魚です。
漁港です。
海鮮市場です(^^
しかし!石巻で見たものは、コンテナの山!
「そうか、石巻は商業港だったか....」
と、不勉強を恨みながら退散。
もちろん、石巻にも漁港はあるのですが、
西側からのアプローチで、東寄りの漁港は気付きませんでした。
(石巻漁連のみな様、ごめんなさい^^;)
ほんと、無学は罪です....(^^;
で、引き返して塩竃港。
高速から降りて、道に迷ったあげくに辿り着いた市場。
平日のお昼頃でしたので、大半は店じまい。
ほとんど唯一、開いていたお店のおばちゃんとお話。
太平洋の魚は知らないんだけど、何が美味しいの?
「『キンキ」だな」
きんき?
「ん!キンキ。『吉次』ともいうね」
随分、日に焼けて、体格が良くて、
たぶん、セリで大きな声を出してるのでしょう、
とてもハスキーなお声が印象的なおばちゃんでした(^^
「キンキ」なる魚は初めて。
白身が鯛以上に美味しいよ!と薦められて、
お土産に何匹かを購入。
これが、本当に旨かった(^^
三陸、侮りがたし!なんて思ったものです。
あ、何でこんな話をしているかというと、
今回の震災で、思い出しちゃったんです。
正確に言うと、思い出そうとしても思い出せないんです。
あの市場、とこだったかなぁ?
塩竃には、「塩竃仲卸市場」という大きなところがあるのですが、
googleマップで見てると、どうも違うような気がするんです。
当時、買い物を終えた後、トイレを借りました。
そのトイレは、
同じ敷地内の、
別の建物で、
団体客がバス旅行なんかで食事するようなところで、
借りた....そんな記憶があります(^^;
塩竃仲卸市場付近を航空写真で見てても、
そんな食事処がなさそうなんですよね。
だとすると、違うところの市場なのか?
いや、そもそも、そこは「塩竃」でいいのか?
こうなると、行かねばなるめぇ....
行って確かめなくてはなるめぇ....(^^
その「おばちゃん」と出会ったところが塩竃だとして、
塩竃の津波はそんなにひどい被害ではなかったと聞きますが、
「おばちゃん」の安否が気になります。
もう一度、「キンキ」を食べたいというのもあります。
そして、今回の震災、その爪痕をこの目で見ておきたい、
もしかしたら、怒られるかも知れませんが、
この目で見ておかないと、
今回の「震災」は、σ(^^の頭の中では「物語」、
その程度で終わってしまうような気がします。
気仙沼は、本当にひどいことになった映像を見ました。
googleマップでも、震災後の航空写真です。
見ていて涙が流れてきます。
もし、気仙沼で買い物が出来るなら、できる限り買いたい。
石巻でも、同じです。
松島だって、訪れておきたいし、
もう一度、「おばちゃん」からキンキを買いたい。
しっかり腰を据えて、宮城遠征を検討します。
これも、「復興支援」のひとつと信じて....(^^
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント、ありがとうございます。