さて、いよいよσ(^^;たち役人どもが、
本気で考えなければならないテーマに来ました。
行政が「自助」の対応を怠っているため、
真っ先に「難民化」してしまいますよ、と以前に書きました。
東北地方太平洋沖地震では、
身を挺して救助や避難援助に当たった勇敢な方が、
たくさんたくさんおられたと承知しております。
ただ、それは「組織的」な行動だったのか?
間違いなく、組織は壊滅し、指揮系統は回復しないまま、
現場の判断で、各職員が「体を張った」ことでしょう。
さて、行政の「自助」とはなんぞや?
一般の方が身の安全を守る事と同様に、
組織の体を守る事が必要になってきます。
職員個人の身を守ること、
その上で組織の機能も維持しなければなりません。
それが出来ない組織は、間違いなく「難民化」するでしょう。
現状、σ(^^;の職場では、
「その時」に最優先で行うことになっているのが、
「職員の安否確認」です。
ケータイ1本で確認できればいいんですけど、
そんなことはまず不可能と考えるべきでしょうね。
ですので、「その時」にまず行うことは「負傷者救護」、
と同時に「指揮系統の再構築」です。
現在のマニュアルにあるように、
管理職の中から偉い順番にポストを割り当てる方法を改め、
健在な上位職務者を中心に指揮系統を再構築します。
出張してたり、ケガしてたり、もしかしたら....
なんてことも当然あるわけです。
「自動的に」立ち上がる体制なんてありえませんので、
その時、臨機応変に対応する「覚悟」が必要でしょう。
それも、末端の職員まで全てが。
その「覚悟」は事前に理解しておき、
様々な「その時」を想定しておく。
それこそ、「その時」だけでなく、
常設で専従の、
防災研究チームを設置しておいてもいいぐらいです。
自助は「リスク回避」です。
職員が全員無事だったというだけでは、
自助とはいいません。
組織が機能性を維持してこそ、
「自助」の成功なのです。
「その時」を限りなく少ない被害で凌ぎきって、
可能な限り短時間で立ち直ってこそ、
「公助」に移れるのです。
このことを、行政側が理解しない以上、
防災なんて平時の「お題目」でしかありません。
うちの組織は、うちの組織は....
いつになったらそこに気がつくのかなぁ(^^;
σ(^^;が叫び疲れるまでに気付いて欲しいものです。
次回「大地震に備える本来の防災」
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