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2011年8月2日火曜日

防災(連載):より早く的確な公助のために....

さて、いよいよσ(^^;たち役人どもが、

本気で考えなければならないテーマに来ました。


行政が「自助」の対応を怠っているため、

真っ先に「難民化」してしまいますよ、と以前に書きました。


東北地方太平洋沖地震では、

身を挺して救助や避難援助に当たった勇敢な方が、

たくさんたくさんおられたと承知しております。


ただ、それは「組織的」な行動だったのか?

間違いなく、組織は壊滅し、指揮系統は回復しないまま、

現場の判断で、各職員が「体を張った」ことでしょう。


さて、行政の「自助」とはなんぞや?

一般の方が身の安全を守る事と同様に、

組織の体を守る事が必要になってきます。


職員個人の身を守ること、

その上で組織の機能も維持しなければなりません。

それが出来ない組織は、間違いなく「難民化」するでしょう。


現状、σ(^^;の職場では、

「その時」に最優先で行うことになっているのが、

「職員の安否確認」です。

ケータイ1本で確認できればいいんですけど、

そんなことはまず不可能と考えるべきでしょうね。


ですので、「その時」にまず行うことは「負傷者救護」、

と同時に「指揮系統の再構築」です。

現在のマニュアルにあるように、

管理職の中から偉い順番にポストを割り当てる方法を改め、

健在な上位職務者を中心に指揮系統を再構築します。


出張してたり、ケガしてたり、もしかしたら....

なんてことも当然あるわけです。

「自動的に」立ち上がる体制なんてありえませんので、

その時、臨機応変に対応する「覚悟」が必要でしょう。

それも、末端の職員まで全てが。


その「覚悟」は事前に理解しておき、

様々な「その時」を想定しておく。


それこそ、「その時」だけでなく、

常設で専従の、

防災研究チームを設置しておいてもいいぐらいです。


自助は「リスク回避」です。

職員が全員無事だったというだけでは、

自助とはいいません。


組織が機能性を維持してこそ、

「自助」の成功なのです。

「その時」を限りなく少ない被害で凌ぎきって、

可能な限り短時間で立ち直ってこそ、

「公助」に移れるのです。


このことを、行政側が理解しない以上、

防災なんて平時の「お題目」でしかありません。


うちの組織は、うちの組織は....

いつになったらそこに気がつくのかなぁ(^^;

σ(^^;が叫び疲れるまでに気付いて欲しいものです。


次回「大地震に備える本来の防災」

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