聞くところによればFISの改正は、
「本来のスキー動作を身につけさせるため」
と、
「身体的負担を軽減させるため(ケガの防止」)
という事が目的らしいです。
IPCASでは今期については変更無し、
来期以降については今年10月の会議で決めるとのこと。
なるほど、来期のレギュレーションは秋に、
(おそらく)FISに準じると決まるか....
ところが、業界団体の動きはまた違うらしく、
2012-2012からの改正に投入するスキーの開発は間に合わない!
団体は一致結束して、改正見送りを強く要望する!!!
だそうです(^^;
あくまでも聞いた話ですが....
で、結論!....選手たちは天の声には逆らえない(^^;
情けない話ですけども、
いろんな事を想定するしかありますまい。
出来る限り、「想定外」なんて言葉は口にしたくありませんので。
いつの話はともかくとして、
スキー板の規制値が変わるのは確かでしょう。
ここで室谷様のコメントの内容に触れる事になります。
「仮に新レギュレーションの板だと,
紹介動画中のセットでも滑るのは困難だと思いました」
技術的に未熟な点については、
申し訳ないですがスルーします(^^;
論点は、予定されるルール改正の中で最も大きな変更、
GS:大回転についてです。
動画中のトレーニングはGS。
しかも伴コーチのセットは規定のGSターン弧よりも、
若干小さな設定で立てられています。
現行の半径27mというルールよりも、
小さく回るトレーニングをする事で、
レースでのアドバンテージを稼ぐ事が目的です。
あの滑りは、半径27mの板で半径26mを回るトレーニングなのです。
それが新ルールになるとどうなるか。
半径27m→40mになるのです。
現行のSG:スーパーGが半径33mの板ですから、
ただでさえ、そんなのいつ練習するんだ?
というほどにスピードをつけないと曲がらない板よりも、
難しいトレーニングをしなくてはならないという事です。
妻「てことは、毎日がスーパーG? 楽しそう!」
そんなものじゃないですからね(^^;
当然、そのルール改正後は、
それに合わせたコースセットのルールになるでしょうが、
おそらく、多分、半径40mより、
小回りなセッティングを強いる改正になるでしょう。
簡単に、乱暴に、やけくそで言えば、
板は設定半径40mでも、
コースセッティングは30m以下という設定になるかも。
そんなの曲がれねーじゃん。
はい、当然、曲がれません。
どうするかといえば、スキー用語で言うスキッディング、
ずらしでのターンコントロールが必要になってきます。
この点について、室谷様にはご心配を頂いております(^^;
次回「ずらせられなきゃかませられない」
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