障害者としてスポーツに取り組んでいるのですが、
個人的な思いと、世間的な見られ方のギャップに戸惑うことがしばしばあります。
「アスリート」として見てほしいと自分の中で考えていても、どうしても、
「障害者がやっている、ちょっと違うスポーツ」
という見られ方をされることが多いのです。
いくら自分の中で、「そうではないんだ!アスリートなんだ!」と
叫んでみたところで、どうしようもない現実はあります。
考えてみれば、そりゃそうです。
障害者スポーツよりも障害者福祉の方が歴史は深く、
福祉施策に「守られている」障害者である事実は動かせません。
ですから、その現実を前にいくら「自分はアスリートなんだ!」と、
叫んでみたところで、そう簡単に見方を変えてもらうことはできません。
「アスリート」と見てもらうためにはどうすればいいか。
σ(^^たち障害者アスリートはそのことと本気で向き合わなくてはなりません。
ひと口で障害者スポーツといっても、いろんなスポーツがあります。
ひとつは、σ(^^たちが行っている、チェアスキーアルペン競技。
さらにはその裾野ともなるであろうゲレンデスポーツとしての活動。
さらにスキーに限らず、様々な障害者スポーツの中で区分される、
エリートスポーツと生涯スポーツ。
表現がふさわしくないと思うのですが、
わかりやすく例えますと、健常者の活動における、
エリートスポーツと生涯スポーツの意義と全く同じことだと思うのです。
個人的な思いとして、本来は健常者と障害者を全く別の区分として、
特にエリートスポーツを定義することはナンセンスだと思うのですが、
その区分されてしまうことについて、
σ(^^たち障害者は、もっともっと声を上げて、
理解していただけるような活動をしていく必要があるのだと思うのです。
このあたりを、少し書いていこうと考えています。
いつものように、だらだらと始まってしまう新連載(^^;
また、しばらくおつきあいください。
次回
「最近、世間ではカタカナ語があふれてきてるけど、きちんと理解されてるのかな」
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