誤解のないようにしなければなりませんが、
レクレーション発祥の車いすハンドボールですから、
あらゆる障害に対応したルールのおかげで、
いろんな方々がプレーを楽しんでおられます。
さて、前回でも書きましたボール奪取禁止というルール。
このルールのため、「手渡し」というプレーが出来てしまいました。
つまり、ゴール前の混戦で、センタープレーヤーに直接手渡しすることにより、
確実なシュートアシストが出来るというものです。
どんなにしっかり守っていたとしても、
絶対にはたかれることのないボールが、
隙間からシューターに差し出される。
当然、シュートは決まります。
こんなシーンは見てておもしろくはありません。
また、強くボールを投げられない選手のために、
ゴールエリアは4mの半円なのですが、
このゴールエリアに沿って幅の広い車いすが5台並ぶと、
シュートコースなんてありません。
ゴール前の迫力ある攻防というものがなくなってしまうわけです。
つまり、足の速いチームにゴール前を押さえられてしまえば、
攻撃の手段がなくなってしまうことを意味しています。
毎年のことですが、観戦していてとても興ざめするようなシーンがよくあるのです。
そういった経緯の中で、全国大会参加の意欲がなくなってしまったチームもあり、
独自開催される大会の方が盛り上がることもしばしばです。
こう書いてしまうと、プロレス団体みたいですけどね(^^;
参加して楽しむ部門、技術と体力で勝負する部門。
この程度の棲み分けをしないことには、
車いすハンドボールは観戦のしがいがなくなってしまうような気がしています。
見て「おもしろい」と思ってもらえなければ、競技人口はおろか、
競技そのものの普及はとても難しいものになるでしょう。
グチばかりになってしまいました(^^;
でも、国際統一ルールを作るという機運はまだないようなので、
世界の流れとは関係なく、まずは国内でのことを考えなければ....
次回「百聞は一見にしかずというけど説明がなきゃわかんない」
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