一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2010年6月12日土曜日

選手も観客も....

誤解のないようにしなければなりませんが、

レクレーション発祥の車いすハンドボールですから、

あらゆる障害に対応したルールのおかげで、

いろんな方々がプレーを楽しんでおられます。


さて、前回でも書きましたボール奪取禁止というルール。

このルールのため、「手渡し」というプレーが出来てしまいました。

つまり、ゴール前の混戦で、センタープレーヤーに直接手渡しすることにより、

確実なシュートアシストが出来るというものです。


どんなにしっかり守っていたとしても、

絶対にはたかれることのないボールが、

隙間からシューターに差し出される。

当然、シュートは決まります。

こんなシーンは見てておもしろくはありません。


また、強くボールを投げられない選手のために、

ゴールエリアは4mの半円なのですが、

このゴールエリアに沿って幅の広い車いすが5台並ぶと、

シュートコースなんてありません。

ゴール前の迫力ある攻防というものがなくなってしまうわけです。

つまり、足の速いチームにゴール前を押さえられてしまえば、

攻撃の手段がなくなってしまうことを意味しています。


毎年のことですが、観戦していてとても興ざめするようなシーンがよくあるのです。


そういった経緯の中で、全国大会参加の意欲がなくなってしまったチームもあり、

独自開催される大会の方が盛り上がることもしばしばです。

こう書いてしまうと、プロレス団体みたいですけどね(^^;


参加して楽しむ部門、技術と体力で勝負する部門。

この程度の棲み分けをしないことには、

車いすハンドボールは観戦のしがいがなくなってしまうような気がしています。


見て「おもしろい」と思ってもらえなければ、競技人口はおろか、

競技そのものの普及はとても難しいものになるでしょう。


グチばかりになってしまいました(^^;

でも、国際統一ルールを作るという機運はまだないようなので、

世界の流れとは関係なく、まずは国内でのことを考えなければ....


次回「百聞は一見にしかずというけど説明がなきゃわかんない」

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