バイクや自動車のように、アクセルひねってパワーがドン!
....スキーはこんな訳にはいきません。
アクセルというものはないんですもの。
でも、加速するための力ということをアクセルで例えれば、
「常に全開100%!」となります。
初心者の頃は、これが理解できなかった(^^;
アクセルがないのにアクセル全開???
答えは、スキーのアクセルは、
標準重力加速度(9.80665m/s2)による加速、
ということなんですね。つまり1G。
スキーという落下スポーツでは、どんな選手であろうとどんな斜面であろうと、
常に全く同じ加速度が、引力によって与えられております。
どんな状況でも常に一定の力ですから、「常に全開100%!」となるわけです。
地球上では、重いものも軽いものも同じスピードで落ちていきます。
空気抵抗とか影響することはいくつかありますが、
大原則として、どのような物体も重力加速度は同じです。
スキーでも同様、斜面下向きに落ちていく力は
どんな選手でも変わることはないということです。
こちらも空気抵抗はもちろん、慣性力等の影響も受けますけどね。
スキーの世界では常識だと思うのですが、
レースタイムの速い遅いの違いは、実は速く滑った遅く滑ったではなく、
9.80665m/s2に近い加速度をどれだけ維持するかという結果なのです。
もっとわかりやすく言うと、
スピードを殺さずに滑り降りることが出来るか、につきます。....
こんな当たり前のことを今更書いてて申し訳ない気持ちもありますが(^^;
テーマはスピードを殺さないスキー板の滑走性です。
次回「ロータスは水が転がるように走っていたなぁ....」
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