一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2010年6月29日火曜日

レールに乗せられた....

慣性のみで進むビー玉は、方向を変えることが出来ません。

同様に、摩擦抵抗の少ない滑走面は慣性に受ける影響が大きくなります。


ところで、ビー玉をゆっくりと転がすと、

方向が変わることがありますよね。

これは、本当は微妙にガラス板が傾いていたとか、

目に見えない細かい傷があったとか、

ビー玉が真球ではなかったとか、

いろいろな原因があります。


つまり、転がるビー玉は何らかの抵抗が加えられて、

方向が変わる事があるのです。


では、その方向を狙って変えることが出来るとしたら?


ガラスを少しだけ傾けてビー玉を転がします。

転がる先に何か的をおいて、その的に当ててみましょう。

一度で狙い澄まして当てることは難しいでしょうね。


では、何らかの抵抗をつけて、

ビー玉の転がる方向を自由に変えることが出来ればどうでしょう。

あらかじめビー玉の転がる方向を決めることが出来れば....


ガラスに、的に向かった溝を掘ってみましょう。

ビー玉が転がる際の慣性に負けて、

溝からはずれないようなしっかりとした溝を。


そしてビー玉を転がします。すると、なんということでしょう。

転がるビー玉は吸い込まれるように的に向かっていき、見事命中しました。


今度は、ビー玉が大量に転がっている平坦な床の上を、

溝のないガラスの板を滑らせてみましょう。

ガラス板が進む方向は常に一定の方向で、

でも、ガラス板そのものは向きを変えていきます。


今度はガラス板一面に、まっすぐな溝をいっぱい入れてみましょう。

そしてガラス板を転がすと....

先ほどのようにガラス板の向きは変わることなく、

溝に沿った方向へ進んでいきます。


では、そのガラス板を立てかけてみてください。

溝が入れられた面、スキーヤーなら必ず目にしたことのある何かに似ています。


滑走面のストラクチャーに見えませんか?


次回「いろいろとテストしたいけどそれだけでシーズンが終わっちゃう」

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