一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2010年6月15日火曜日

観客がアツくなる....

前回までの映像を見ていただいたとおり、力の差がある対戦で、

強い方のチームが徹底的にプレーに集中すればどうなるか、

想像することは簡単です。


現状では、そういう状態になっても仕方のないルールとなっているのです。

本来なら、プレーヤーならば憧れるべき「全国制覇」という言葉、

この言葉は、車いすハンドボールを楽しんでいる子供たちにとって、

そんなに価値のあるものではなくなっている気がしてなりません。


全国大会の参加チーム数は増えたり減ったり。

決勝リーグに勝ち上がるチームのうち、

障害者主体なのはσ(^^たちぐらいです。

これでは、いくらなんでも寂しいものです。


そこで今回は、全国大会ではσ(^^がいつも役員へ伝えている、

ルール改正の要望を綴ってみたいと思います。

その通り改正されれば、どこまでゲームが面白くなるか....


①健常者と軽度障害者の参加を禁止した2部と
  参加制限なしの1部の二部制とする。
  2部のルールは現在の通りとし、競技性よりも楽しむことを目的とする。

②コートは、1部は健常ハンドボールと同サイズ、ゴールエリアも同じ。

③1部は、保持しているボールへのコンタクト可。
  ただしその際、体への強度の接触は反則。

この3点の改正で、ずいぶんとゲームの様相は変わるはずです。


まず、二部制にすることで、「勝つ」ことと「楽しむ」こと、

目的を明確に分けることが出来ます。


また、ゴールエリアが6mになることで、ポストプレーが激減するはずです。

6mの距離で助走なしのシュートには威力がありませんので、

少し慣れたキーパーならセービングできます。

自然と、カットインからのランニングシュートが主体となり、

ゲームに迫力が出てきます。


さらに、保持中のボールへのコンタクトを有効にすることで、

ボールと車いすの操作を同時にしなければなりません。

中盤のゲーム運びの見所が増えます。


たったこれだけのルール改正で、

必ず、車いすハンドボールの見応えはあがるはずですし、

二部制にしたことで、より多くの参加が見込まれることでしょう。


日本車いすハンドボール連盟さん、いかがですか?

このままでは、「全国ルール」が、

ローカルルールのひとつに過ぎないという時が来ますよ?

 
次回「車いすハンドボールは世界標準になるのか?」

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